エジプト:ムバーラク元大統領が1月25日の革命について証言(1)
2018年12月27日付 al-Hayat 紙

■ムバーラク元大統領とムルスィー前大統領、法廷で歴史的対面

【本紙:カイロ】

(ムハンマド・ムルスィー前大統領と)歴史的な対面を果たしたエジプトのムハンマド・フスニー・ムバーラク元大統領は昨日(26日)、エジプトの法廷において2011年1月の革命の間に起きた刑務所襲撃事件についての証言に応じた。なお、本裁判の対象はムルスィー前大統領と他のムスリム同胞団員である。

ムバーラク氏は証言の中、「未曽有の」事件という表現を用いてある出来事について明かした。というのも、同氏は「イランの大統領が2月4日に未曽有の事件を起こした。同大統領はアラビア語で金曜礼拝の説教(フトバ)を行った。彼の目的はエジプトの混乱を助長することだった」と語ったのだ。

また、同氏は裁判所の質問に対して、ムルスィー氏と同胞団の他の団員に関して耳にしており、関係治安機関がトルコやシリア、レバノンでの同胞団員の動きおよび集会の監視を担当していたと答えた。

更に同氏は、「それ以前にムスリム同胞団幹部が多数乗船している船舶がトルコからガザに向かっているとの通報を受けたことがあった。そして同船舶が拿捕された際に、私は彼らを本国に送還してもらうためイスラエル側と連絡を取った」と語った。

ちなみに、同氏は裁判の冒頭で大統領府およびエジプト軍事最高評議会から陳述の許可が得られるまで、裁判所の質問に答えることを拒否している。

そして、同氏は自身の証言がエジプトの国家安全保障に関わる微妙な事柄に触れるかもしれないと述べたが、許可が必要なほど微妙だとは思われない他の質問については答えることに同意した。

(2)へ続く

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:櫻井優希 )
( 記事ID:45988 )