チュニジア:青年が焼身自殺を試みる
2018年12月26日付 al-Hayat 紙

■チュニジア:青年が自身の体に放火…抗議活動は継続

【チュニス:本紙】

チュニジアの青年が昨日(26日水曜日)、自国の生活と経済状況の悪化に抗議して自身の体に火を放った。その後、彼の近くにいた人々が急いで消火し、彼を病院へ運んだため彼の容態は安定した。

昨日ジュベニアナ(チュニジア中部)ではデモが起こり、その中で抗議者らは雇用と発展、そして「同地出身の青年の死をめぐる真実の解明」を要求した。

抗議デモの直後、抗議者らと治安部隊の間で小競り合いが起きた。デモ参加者は治安部隊に投石し、治安部隊はは催涙ガスを噴射して応戦した。

抗議者らはスローガンを掲げ、青年ウサーマ・ラウトルの死に関して真摯な捜査を開始し、彼の死の要因となった関係者を司法の手に委ねることを要求した。なお、このチュニジア人の青年はハンシャ地区内の交通事故で死亡しており、抗議者らは治安部隊が彼を追い回した結果死亡したと語った。

同様に、報道カメラマンのアブドゥルラッザーク・ズルキー氏が月曜日(24日)、チュニジア西部のカスリーヌ市で焼身自殺をした直後、チュニジアの各地で抗議活動が勃発した。なお、チュニジアはザイン・アービディーン・ベン・アリー元大統領を追放した2011年の「自由と尊厳の革命」の8周年記念の日を近く迎える。

同カメラマンは、カスリーヌ県の失業率と悪化する(経済)状況に抗議して自身に火を放った。彼は、死ぬ前に自身で撮影したビデオテープの中で「収入源を持たないカスリーヌの同胞のために。…今日私は革命を起こす。この身に火を放とう」と語っていた。

(後略)

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( 翻訳者:松浦葵 )
( 記事ID:45989 )