■UNHCRとUNICEFによる報告書:レバノンにおける難民の借金が過去最大に
【ベイルート:本紙】
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のレバノン事務所は、国連の年間調査の概要について報告書を発行した。報告書は2018年を通じてレバノンにいるシリア難民の借金がかつてないまでに積み上がったことをとりまとめて伝えた。
報告書は国連に属する3つの機関、UNHCR、国連世界食糧計画(WFP)、国連児童基金「UNICEF」が共同で編集し、昨日(25日)発行された。
報告書によると、シリア難民の家族のうち69%が未だ貧困ライン以下の生活を送っており、51%以上は一日あたり2.9ドルに達する最低支出バスケットを下回る生活を送っている。この割合は昨年よりも増えているという。また障害を持つ子供に限って言えば、その80%が貧困ライン以下に暮らす家族に属している。
UNHCRレバノン事務所代表であるミレイユ・ジラール氏は、「2018年により弱い家族を優先して支援するために払われている努力にもかかわらず、レバノンにいるほとんどのシリア難民の家族にとって、状況は未だ危険に囲まれている。この調査は難民が生き残るために経験する日々の困難の悲しいリマインダーである。」と注意を促した。
(後略)
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( 翻訳者:坂本 咲希 )
( 記事ID:45992 )