新年休暇、リゾート地のホテルは満杯
2018年12月28日付 Cumhuriyet 紙
夏だけでなく冬でも人気な観光地の1つである保養地・チェシュメでは、現地で新年を迎えようとする人々がホテルを予約しており、ホテルの収容率はほぼ100%となっている。
新年まで残すところわずかとなり、トルコ最大の保養地の1つであるイズミル県のチェシュメではホテルの収容率がほぼ100%となっている。チェシュメは夏だけでなく冬も人気の観光地でもあり、新年へ向けた準備がほぼ完了している。新年を楽しみたい人々は特にリゾートホテルを選んでおり、年始の観光客の数は10万人に達すると見込まれている。
チェシュメ・ホテル協会のヤクプ・デミル会長は、夏のベッド数が20000床なのに対し冬は10000床に減少するため、チェシュメでの年始の収容率が100%近くになるとしたうえで「10000床の半分は温泉ホテルが提供している。温泉地は特に冬に選ばれており、今冬は温泉ホテルが先に満室となった。他のホテルも次々に満室になっている。本日時点で予約率は90%に達している、つまり10%の空室がある。一部のホテルについても、今週末以降予約で埋まるのは確実だ。チェシュメは収容率100%で新年を迎えるだろう」と述べた。
■観光客の数は10万人に
デミル会長は、ホテルの予約の数はイスタンブルやブルサ、イズミルよりも多いとしたうえで「新年の総観光客数は、アラチャトゥと合わせて10万人だと見込んでいる。これは重要なことであり、ここ5年観光客数は上昇し続けている。チェシュメは新年に訪れるべき場所になりつつある。新年における世界的観光地であるラスベガス、シドニー、ニューヨークなどの観光客数は150万~200万人に達している。わが県の目標はこれらの数値に近づくことであり、チェシュメを世界的な観光地の1つにするために努力している。近いうちにこの10万という数値を20万~30万とし、毎年数値を伸ばしつつ5年で数百万まで伸ばしたいと考えている」と述べた。ヤクプ・デミル会長は、チェシュメを外国の観光市場へ開放するための試みが続けられており来週にはドイツでの宣伝が始まるとしたうえで、2019年~2020年以降チェシュメの観光客数が増加し始め、ドイツ人観光客の比率は20~30%になるだろうと述べた。
■観光協会は繁忙期を待ち望む
チェシュメ観光協会のオルハン・オンジュ氏は、年始とともに雇用が増加すると述べ「チェシュメの冬は静かに過ぎるが、新年はより慌ただしくなると見込まれている。新年は大変な混雑が予測されており、これが我々に良い影響をもたらすことを望んでいる。既に良い感触を得ている」と述べた。
同協会のギュライ・エリブル氏は、特に冬の繁忙期を待ち望んでいるとしたうえで「我々の仕事量は冬になると信じられないほど減少する。しかしこのような繁忙期、つまり新年や祭りのような日々を迎えると我々のチェシュメは大混雑し、慌ただしくなる」と話した。
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( 翻訳者:神谷亮平 )
( 記事ID:45996 )