サウジアラビア:サウジアラビア人女性のファッション業界での活躍
2018年12月21日付 al-Hayat 紙
マリアム・ムッサリー(ハヤート)
マリアム・ムッサリー(ハヤート)

■2人のサウジアラビア人女性が世界のモード・ファッション業界で最も影響力のある人物のリストに選出される

【ジェッダ:本紙】

英国ファッション協議会(British Fashion Council)は、起業家のマルヤム・ムーサッリー氏とファッションモデルのターリダ・ターミル氏の2人のサウジアラビア人女性を、「世界中のもっとも革新的かつインスピレーションにあふれた創造力豊かな才能を持つ100人のクリエーターおよびインフルエンサー」のリストに選出した。

同協議会は、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールのステージで、スワロフスキー社の主催により行われた「ザ・ファッション・アワード2018」を通じて、この100人のリストの最終版を発表した。なお、この催しは世界のファッション関連の定例イベントの中で最も重要なものだと見なされている。なぜなら、この催しは世界のファッション業界やデザイナーが成功へ一歩近づくものであり、また彼らの(輝かしい)未来を形づくるものだからだ。

また、このリストには男女のファッション界で最も際立ったデザイナー、写真家、ヘアメイクアップアーティスト、デザイナー、クリエーター、アクセサリー・デザイナー、そしてインフルエンサーから成るファッションのパイオニアたちが名を連ねている。そしてサウジアラビア人女性はクリエーター部門に名を連ねており、マルヤム・ムーサッリー氏とターリダ・ターミル氏は、中東地域におけるファッションおよびビジネス業界の(中からこのリストに選出された)3人の女性のパイオニアおよび活動家のうちの2人となった。

このリストに自身の名前があることについて、ムーサッリー氏は世界の100人のうちのひとりであることを「誇りに思う」としたうえで、以下のように語った。「200人の投票委員から創造力あふれる才能ある若者のひとりとして選出されたことによって私の名がこのリストに掲載されたことは名誉なことであり、私のキャリアにおける大きな節目であると考えています。」さらに、「今回(私が)リストに選出されたことはサウジアラビア王国への国際的な関心を引き起こすでしょう。私はこの分野で国を代表することを誇りに思います」と続けた。

他方、ターリダ氏は自身がファッション業界において創造力豊かな才能を持ったサウジアラビア人女性ファッションモデルに選出され、また彼女のファッションは最も影響力があるとされた幸せと喜びについて「私はこのような功績を得られたことを幸せに思い、またこの業界の一員であることを誇りに思います」と述べた。

ターリダ氏はサウジアラビア人女性ファッションモデルとして初めて世界的な(ファッション)ショーのランウェイを歩き、また「2018年秋冬パリファッションウィーク(パリコレ)」におけるアントニオ・グリマルディのファッションショーで脚光を浴びた。一方、マルヤム氏はNiche Arabiaという企業の創設者である。同社はエンターテイメントおよびファッション分野でのコンサルテーションやブランド企業各社とサウジアラビアの顧客とをつなぐ役割を担っている。さらにマルヤム氏は『アバーヤの下で』という題名の本を出版し、ジェッダ・ブックフェア2017でお披露目した。

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( 翻訳者:久保桃歌 )
( 記事ID:46026 )