エジプト:中学校にタブレット端末を配付、導入
■保護者の費用で欠陥を修理
学校のタブレットを破壊、紛失した際4500ポンドの賠償をする
【カイロ:ニヴィン・シャハータ】
教育・技術教育省は、2学期に中学校1年生の生徒に配付予定のタブレットに関して、生徒と保護者に決定書を発行した。決定書は、タブレットを破壊、紛失した場合に保護者が4500ポンドを払い、代替品を受け取ると告げている。また、なんらかの故障が生じた場合は保護者の出費で修理が行われるという。
ターリク・シャウキー教育・技術教育大臣は、定期刊行物を出版し、その中で以下の旨を確認した。教育省と関係する全ての機関、教育機関およびその職員と学生は、タブレット端末を中学校課程終了時まで個人の管理下に置かなければならない。その後、タブレットは生徒への無償で贈与される物品とみなされ、生徒は他の教育制度へと移った場合にタブレットを返却する。
また同相は、保護者と生徒は承認という形で、タブレット端末の受領書に署名する義務を負い、学校は学校の書庫でこの受領書の原本を保存する義務を負うと指摘した。この受領書は、生徒と教職員に関して学校と職員が責任を負う義務とみなされ、何らかの形で受領書を紛失した者は、教育法、刑法、民法の下で尋問を受けるという。さらに、学校の情報課は、タブレット端末を受け取る生徒、教職員、事務員の個人情報を、国民番号、また校長が認可したすべての端末に付けられるIDナンバーと合わせて準備する。これに加えて情報課は、教育・管理局の統計課と調整し、学校の位置情報のデータを導入するのだという。
この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:長澤悠華 )
( 記事ID:46035 )