エジプト:ムバーラク元大統領が1月25日の革命について証言(2)
2018年12月27日付 al-Hayat 紙

■ムバーラク元大統領とムルスィー前大統領、法廷で歴史的対面

【本紙:カイロ】

加えて、ムバーラク氏は2011年1月25日の革命で起きた出来事に伴って治安が制御不能となっていた期間に、武装集団約800人がガザ地区からエジプトの東部国境を越えて侵入したと語った。

さらに同氏は次のように続けた。「これらの武装集団は混乱を引き起こし、破壊活動を行う目的でエジプト国内に侵入した。彼らはタフリール広場をはじめとする複数の広場に入り込み、建物の屋根の上から発砲して広場にいたデモ参加者たちを殺害した。なお、それ以前に彼らはラファフやシェイク・ズウェイド、アリーシュの治安機関施設や複数の警察署を破壊し、数人の警察官を殺害していた。」

また、同氏はガザ地区との国境沿いにあるトンネルについて言及し、侵入者たちが使用したそれらのトンネルはかなり以前から存在していると述べた。同氏は、1月25日の出来事が起きるずっと前から、食料の運搬や一部の人間の通行にそれらのトンネルが使われていることを認識していたと述べた。

さらに、同氏は国境を管理しトンネル問題に終止符を打つための措置をいくつか講じるよう、軍総司令部に指示したことを明らかにした。しかし、国家安全保障上の理由、および軍の許可を得る必要性があることから、同氏はその措置について詳細に証言することは免除された。

(後略)

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( 翻訳者:櫻井優希 )
( 記事ID:46047 )