ビレジキの中心地シャドゥルヴァンの向かいで魚屋を営んでいるジェラル・カラカヤさんは、ジョージアの海水の温度が低いため、魚の群れがジョージアに行ってしまったと述べた。ここ1週間でハムスィ(カタクチイワシ)の価格が高騰していると述べたカラカヤさんは、次のように続けた。
「海水の温度が下がらないため、黒海の魚の群れが減少した。このため、ハムスィを筆頭に魚の価格が高騰している。ハムスィは、今シーズン初めの価格は10リラだったが、現在20リラまで上昇した。ジョージアの海水温が低いため、ハムスィの群れがそこに移動しており、私たちが経験している価格の高騰は、これが原因である。つまり、ジョージアの海水が冷たいため、ハムスィ、次いで他の魚がそちらに向かったと言える。もちろん、一時的なものである。ジョージアに移った魚の群れは再び黒海に、トラブゾンやスィノプの海岸に戻ってくることを知っている。」
■昨年の1月は5リラだった
ハムスィが20リラであると述べたカラカヤさんは、「ハムスィの群れが戻ってくるには少し時間がかかる。しかし、近いうちに戻ってくると考えている。ここ数年をみてみると[昨年の]1月のハムスィ1kg当たりの値段は5リラだった。2月にはその水準に戻るだろう。しかし、現在、総じてハムスィの群れに続いてほかの魚もジョージアに移っているため、価格が一般的に上昇傾向にあるのである」と述べた。
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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:46053 )