■スーダン:抗議運動中に816人が逮捕
【ハルツーム:本紙】
スーダンのアフマド・ビラール・オスマーン内務大臣は国内の様々な都市で起きた抗議運動の逮捕者数が800人以上を超えたと発表した。
同大臣は昨日(7日)の記者会見で、昨年12月以降の正確な逮捕者数は816人に達したと指摘した。
また、同大臣はスーダンの国会にて報告を行った際、警察が警官2名を含む19名の死者死亡事例の報告を受けたことを明らかにした。そして、大臣の発言によると、大臣の管轄下にある部隊は高いプロ意識を持って彼らの義務を全うし、無法者集団に対処したとのことだ。
スーダンでの抗議運動が4週目に入ると、スーダン当局は民衆の怒りを鎮めるために一連の措置をとった。
当局は、悪化する経済状況に対する抗議の座り込みデモを組織していたハルツーム大学の教授14名を逮捕した。
スーダンは凄惨な経済危機を迎えており、その結果民衆の抗議が噴出し、パンの不足を理由にスーダンの複数の都市での抗議運動が勃発した。しかし、抗議運動はさらにオマル・アル・バシール政権の退陣要求にまで発展した。これに対し、バシール大統領は大統領令を発出し、国内起きた最近の出来事の真相解明に向けて、ムハンマド・アフマド・サーリム法務大臣を議長とする委員会を発足することを決定した。
スーダン中央銀行は2019年の複数の新しい政策を発表した。それらは、金融・財政の安定の実現、インフレの抑制、総合的な物価水準の安定、為替レートの安定、銀行システムの信頼向上を目標としている。
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( 翻訳者:糸山沙也香 )
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