レバノン:アルサールにてダーイシュのシリア人構成員を逮捕
2019年01月10日付 al-Hayat 紙

レバノン:アルサールにてダーイシュのシリア人構成員を拘束

■レバノン軍への爆破を計画したアルサールの「ダーイシュ」のシリア人構成員逮捕

【ベイルート:本紙】

「水面下でのテロ細胞とその構成員を追跡する中で、所轄の検察の指示に従い、レバノンの公安総局は、シリア人のM.D.(2000年生まれ)、E.D.(1968年生まれ)、S.D.(1997年生まれ)を拘束した。同3名がテロ組織ダーイシュに属していることが逮捕の理由である。」公安総局の声明によれば、「彼らへの尋問で、被告人M.D.は以下のことを認めた。」

⒈同人は、シリア人のシャリーア長であるH.T、通称アブー・バクル・カーリー」を通じて、「アブー・ファウズ」と呼ばれるシリア人の軍司令官N.S.の前で、アルサールでダーイシュに忠誠を誓った。

⒉同人は、SNSを通じてダーイシュを支持するグループを立ち上げた。拘束中のS.Dを含む個人を勧誘し、レバノン領土内で活動する治安細胞を形成することが目的。

⒊同人は、イラクにいるイラク人アブー・マリヤというダーイシュの幹部や、シリア・パレスチナ・トルコ・欧州にいるその他の幹部らと関係していた。これらの幹部は、地元の市場に流通している材料から爆弾や致死性の毒の製造方法に関する映像の拡散に当たっていた。同人は、E.D.囚人の父親から知識を得て、これら材料の一部を購入していた。

⒋同人には、アルサール町の個人の暗殺を目的とする爆発物を製造した経験が複数回ある。また、同町でレバノン軍の拠点やパトロール隊に対する作戦を実行した経験が複数回ある。アルサール町にある同人の自宅にあった上述の材料は押収された。

 今次の声明は以下のことを指摘している。「尋問の後、拘束者は押収物と共に所轄の司法機関に送検された。なお残りの共犯者を逮捕する作業は進行中である。」

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( 翻訳者:沼田 駿 )
( 記事ID:46071 )