シリア:アサド大統領がアルメニア正教徒にクリスマスの祝辞を贈る
2019年01月07日付 al-Watan 紙

■シリア:アサド大統領はアルメニア正教徒にクリスマスの祝辞を贈る

【本紙:諸通信社】

マンスール・アッザーム大統領府担当国務大臣は、バッシャール・アサド大統領の命を受け、ユリウス暦に従うアルメニア正教徒に対しクリスマスの祝辞を贈った。

『SANA』通信社が報じたところによると、アッザーム氏はナルバンディヤン大主教を訪問し、アサド大統領から同大主教や親愛なるアルメニア正教徒へクリスマスの祝辞を伝えるとともに、同大統領がアルメニア教徒の幸福や繁栄を願っていることを伝えた。

これに対し、ナルバンディヤン大主教は、アサド大統領の寛大なふるまいを讃えるとともに、同大統領がシリアのキリスト教徒らとの(キリスト教の)祝日や喜びを分かち合ったことに対して感謝の意を示した。さらに、国家の団結と国民の結束こそがシリア国民の強さの理由のひとつであり、また勝利の要因のひとつであることを確認した。そして、神にシリアとその民をお守りくださるよう祈るとともに、神の庇護の下でのアサド大統領のますますの健勝と、国家および国家や共同体の利益を目的とした同大統領の取り組みの一層の発展を祈念した。

ユリウス暦に従うシリアのアルメニア正教は、(グレゴリオ暦)1月6日にクリスマスを祝う。ダマスカスにあるマール・サーキス教会やそれに連なる複数の教会は昨日(6日)、ナルバンディヤン大主教が主催し、複数の司祭とマール・キース教会所属の聖歌隊がそれを支える中で、クリスマスを祝って大規模な宗教祝賀祭が行われた。

アレッポにおいても、ユリウス暦に従っているキリスト教諸宗派がクリスマスを祝い、アルメニア正教の聖マリア教会とアルメニア・プロテスタントのベイト・エル教会では、礼拝や聖体礼儀・聖餐式が行われた。また、ラタキアやハサカでも昨日、アルメニア・カトリックの聖家族大聖堂で宗教祝賀祭が開催され、キリストの神現祭(注:主の洗礼祭)を祝うミサや礼拝が行われたほか、賛美歌が歌われた。

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( 翻訳者:片居木周平 )
( 記事ID:46076 )