レバノン:国連がシリア難民を緊急支援
2019年01月12日付 Al-Ahram 紙

レバノン:国連がシリア難民を緊急支援


■国連が数千人のシリア難民に緊急救済支援を提供

【ベイルート:本紙】

UNHCRベイルート支局は、レバノンにいるシリア難民に対し緊急の救済物資を提供したことを明らかにした。

また同機関は、レバノンで起きた洪水の被害を受けたシリア難民は、850カ所ある非公式の集団居住地で5万人に達したと見積もった

また、UNHCR広報部担当のヒバ・ファーリス氏は報道発表で以下のことを述べた。「UNHCRは、状況を評定し、支援をできる限り提供するために、強制移動している家族を複数回にわたり訪問している」。また、雨水と氾濫した水が難民たちのテントに流れ込み、一部の人が隣人や親類のテントへの移動を余儀なくされたと指摘し、この状況を困難の極みとみなした。

またファーリス氏は、UNHCRが支援物資の提供、難民の基本的ニーズへの対応、自身のテントで居住を継続できない家族への代わりとなる避難所の確保を、協力者とレバノン社会担当省と協働して取り組んでいると強調した。

同様に、UNHCRは2011年以来510万人以上がシリアから国外へ避難しており、数百万人が戦争を理由にシリア国内をさまよっていると指摘した。また、今年のシリア情勢に起因する人道的ニーズに応えるために、国際社会に55万ドルを拠出するよう懇願した。

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( 翻訳者:原 百恵 )
( 記事ID:46087 )