エジプト:「ダーイシュ」との合流を試みたエジプト系ドイツ人2名を国外追放
2019年01月12日付 al-Hayat 紙


■エジプト当局はドイツ人2名をダーイシュ所属の疑いで国外追放

【カイロ:本紙】

エジプト当局は、「ダーイシュ」に所属している容疑で2人のドイツ人をベルリンへ強制送還した。容疑者らは、カイロ国際空港とルクソールからエジプト領内に侵入した。公式の情報筋によれば、当局はエジプト系ドイツ人のマフムード・エッザト(24歳)を強制送還したとのことだ。これは、当局が同容疑者はシナイ北部で活動する「ダーイシュ」に合流しようと試みているとの情報を得て、カイロ空港にて同容疑者を拘束した直後の措置である。また、同情報筋は、「エッザド容疑者は法律上何ら罪を犯しておらず、またエジプト国籍も放棄していることを鑑みて、在カイロドイツ大使館と連携しつつ、同容疑者をドイツに強制送還した」と述べた。さらにエジプト当局はドイツからルクソール空港にエジプト系ドイツ人のイーサー・サバーグ(19歳)を拘束した。同容疑者の所持品からは北シナイ県の地図が発見された。エジプト当局は、この逮捕者がドイツにおける「ダーイシュ」の理念がどのようなものであるかや、容疑者本人はドイツの「ダーイシュ」構成員とネット上でどのようにつながったかについて、有益な情報を提供したと明らかにした。また、エジプト当局は、同容疑者はシナイ北部で活動する「ダーイシュ」に合流する目的でエジプトを訪れたと明らかにし、当局は今月(1月)20日に国家最高治安検察庁に送検したのち、容疑者をドイツに強制送還するつもりだと述べた。

(後略)

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( 翻訳者:金杉知紀 )
( 記事ID:46095 )