■スーダン政府への退陣要求は継続…警察は抗議者をガスで鎮圧
【ハルツーム:本紙】
スーダン警察は昨日(1月11日)、スーダンの首都ハルツームとオムドゥルマン市の複数の地域で、催涙ガスでデモ参加者を鎮圧した。
金曜礼拝後、ハルツームとオムドゥルマンの複数のモスクで、スーダン政府の退陣を要求する座り込みとシュプレヒコールが開始された。
治安部隊と抗議者の間では、一進一退の攻防が繰り広げられた。オムドゥルマンのサイイド・アブドゥッラフマン・モスクから抗議者数百人が繰り出し、政府を非難するスローガンを繰り返し、政府の退陣を要求した。また、ハルツーム南部のガブラ地区にあるサイイド・ムルサリーン・モスクと、ハルツーム北部に位置するガイリー市にある地域のモスクから、デモ参加者数百人が繰り出した。
スーダンでは、(2018年)12月19日から抗議活動が行われている。この抗議活動は、30年間続くウマル・バシール大統領政権にとって、最大の脅威に変わった。
この抗議活動は、スーダン政府がパンの価格を3倍に引き上げる決定を行ったことを受けて開始された。また、同国は深刻な外貨不足と70%のインフレ率に苦しんでいる。
デモ参加者は、抗議活動の手始めに、バシール大統領が党首を務める国民会議党の建造物複数に放火した。抗議活動は、スーダンの各市町村で開始され、その後ハルツームまで波及した。
バシール大統領は、退陣要求を拒否し、以下のように述べた。「政権獲得を望む者は、陰謀を通じてではなく、選挙に参加して望みをかなえるべきだ。」
(後略)
この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:藤木郁理 )
( 記事ID:46097 )