パレスチナ・イスラエル:パレスチナはイスラエルが欧州使節団のシーリーン・アブー・アーキラ氏暗殺問題調査を拒否したことを非難
2022年05月25日付 al-Quds al-Arabi 紙
パレスチナ民族評議会(PNC)は、欧州議会代表団の代表のマヌ・ピネダ氏が占領下のパレスチナの領土に入ることを阻止したイスラエル占領当局の決定を激しく非難した。
PNCはまた、「この決定はパレスチナ国民、彼らの能力、神聖さに対する継続的な占領国の侵略のもとで、彼らが暮らしている現状のイメージや現実を覆い隠すものではなく、パレスチナ人の権利は、誰にも隠し立てし得ないきわめて明瞭なものである」と述べた。
PNCはさらに、不名誉な現実と継続的な犯罪の調査を禁止する試みについて、「パレスチナ人の権利と占領国が続けている人種主義的な現実を無きものにすることは不可能である」と指摘した。
PNCは合わせて、すべての国民、住民、議会の努力やイニシアチブを特に称賛し、国際社会および中東地域におけるすべて議会関連団体との連帯を継続し、パレスチナ国民から不義や苦しみを排除し、自由と正義と平等の原理を根付かせることの重要性を強調した。
さらにPNCは、国際社会のすべての議会の友人たちによる努力の継続と、あらゆる方面からの、占領国による政策推進と、パレスチナ国民と連帯する使節団に対する制限を阻止するために圧力をかけるよう要請した。
解散中のパレスチナ立法評議会のフダー・ナイーム議員は、占領国が欧州議会の使節団の入国を阻止したことを非難した。そのうえで、報道声明で次のように述べた。「この禁止措置は、議会使節団を含む国際社会の使節団が、パレスチナの国民に対して行われている罪を調査することを占領国の指導者たちが恐れていることを反映している」。
(後略)
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:石井風帆・宮元万緒・佐々木舞香 )
( 記事ID:46110 )