■リビア:南西部解放へ向けた大規模作戦
【トリポリ:本紙】
リビア国民軍(LNA)は昨日(15日)、南西部一帯において「テロ組織や犯罪組織、国境を越えて活動するならず者たち」の打倒を目的とした軍事作戦に乗り出すと発表した。LNAの報道官であるアフマド・ミスマーリー大佐は記者会見の中で、軍事作戦はリビアの領土の一体性保持を目的としていると述べた。加えて、同報道官は武装部隊の指導者であるハリーファ・ハフタル将軍が同地域のテロ組織を一掃するための作戦開始を命令するとともに、作戦の対象地域において制圧対象の動きを封じる形でLNAの支援を行うよう要求したと伝えた。これは、国民を危険に曝すことなく戦闘の義務を要求通りに遂行するためである。
また同報道官は、「作戦の目的は国家領土の一体性保持、石油やガスといったリビアの国力の確保、人工河川網の保護、国民への必需品の供給、法律の施行、犯罪の防止、そして不法移民の取り締まりである」述べた。さらに同報道官は、LNAが国民の資産保護に尽力しているとして、南部一帯の住民を安心させるとともに、総指令部が国民の生命や資産に関して最大限の対処をしていると続けた。一方で同報道官は軍事作戦の対象地区内にいる国民によるメディアやSNS上での作戦の詳細に関するいかなる情報漏えいも防ぐ必要があると強調した。これは、今回の軍事作戦において標的としているテロ組織に情報を活用させないようにするためである。
(後略)
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( 翻訳者:鈴木陽也 )
( 記事ID:46118 )