パレスチナ:G77 プラス中国の議長国に就任
2019年01月17日付 al-Hayat 紙


■パレスチナが「G77プラス中国」の議長国に就任したことで、パレスチナ人たちは、国連での完全な加盟資格を求めるだろう

【ラマッラー:ムハンマド・ユーニス】

パレスチナ人高官らは、パレスチナがG77プラス中国の議長国に就任したことで、パレスチナ国家が完全に独立する資格が国際的に認められたとみなした。パレスチナが就くこのG77プラス中国の議長国の地位は、国際的な課題に資する役割を担う資格と能力が、パレスチナにあることを世界が認めていることを示しているからだという。

パレスチナ解放機構(PLO)執行委員会のサーイブ・アリーカート事務局長は、ニューヨークに向かうムハンマド・アッバース大統領に随行した。同大統領はニューヨークで、G77プラス中国の議長に就任した。同局長は、「パレスチナ国家は近々、国連での完全な加盟資格を得るために国連に申請書を提出する」と明らかにした。

パレスチナは2012年に、国連総会のオブザーバー国家の地位を得た。

ムハンマド・アッバース大統領は一昨日(1月15日)の夜、ニューヨークの国連総会本部で開催された式典で、G77プラス中国の議長に就任した。

アッバース大統領は、式典のスピーチの中で、「パレスチナ国家は、55年間にわたりG77プラス中国が成し遂げた成果をさらに積み重ねるために集団的作業を保証する努力を惜しまない」と強調した。

さらに、同大統領は以下のように付け加えた。「G77プラス中国の議長への就任に大きな責任が伴うことは疑いようもない。パレスチナ国家は全力の謙虚、誠意、献身によってこの責任を負う。さらに、責任と強い決意をもって、G77プラス中国の利益を保護し、国連加盟国である同グループの諸国家の立場を強化する」。

(後略)

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( 翻訳者:藤木郁理 )
( 記事ID:46124 )