エジプト:「アレキサンドリアのダーイシュ」と「ソハーグ事件」の裁判に関して(2)
2019年01月22日付 al-Hayat 紙
エジプトの首都カイロ中心部(本紙)
■エジプト:「アレキサンドリアのダーイシュ」への判決は3月30日に(2)
【カイロ:本紙】
その間、破毀院は「ソハーグ暴力事件」における46人の被告からの上告を形式上受理し、この件に関して、同被告らに下された禁固刑の判決を支持する決定と、判決の中で示されていた警察による監視期間を4年間から3年間に減刑する決定を下した。
刑事裁判所は46人の被告に対し4年間の厳格な禁固刑とさらにその後4年間警察の監視の下に置く判決を下していた。一方で、この事件の他の10人には無罪を言い渡した。その10人の中には「ムスリム同胞団」の幹部でエジプト議会の議員であったムフタール・ビーフ氏が含まれる。なお、この(裁判に至ったこの一連の)出来事は、2013年のソハーグ県(カイロの南)における同胞団構成員らによるデモ隊と警察部隊が同県の文化広場周辺で衝突した直後にまで遡る。
また検察は、被告らがコプト教会主教区への襲撃および同主教区内のサービスセンターの建物とツアーバスへの放火、警察部隊に対する発砲、広場に隣接する大司教執務所内の聖ゲオルギオス教会への放火、警察の車を強奪と車両内への放火、公共財および私有財産の破壊を認定した。
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これに加え、カイロ破毀院は投資省の技術事務所の前所長が違法に586万2千エジプトポンド(EGP)(1ドル=約18EGP)の利益を得たとして、初公判を来月2月9日に行うことを決定した。
不法取得(防止)機関は、被告が2009年から2013年に国の行政機関に務めており、自身とその親族が違法に586万2千EGPの利益を得ていたことを突き止めた後に、同被告を刑事裁判所に送致した。また、調査により同被告が自身の影響力や職権を濫用し、務めていた投資省と取引のある複数の利害関係者から賄賂という方法で物質的な利益を得るという刑法に違反する行為を犯したことが明らかになった。
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( 翻訳者:友添日向子 )
( 記事ID:46162 )