レバノン:アウン大統領が国連特別調整官、議員2人と面会(1)
2019年01月29日付 al-Hayat 紙

■アウン大統領はレバノン南部での国連との協力継続を望み、カーディル特別調整官は国防戦略のための国民対話の実施を希望する(1)

【ベイルート:本紙】

レバノンのミシェル・アウン大統領は「レバノンと国連が行っている協力、特に南部国境の治安維持と安定化に関する協力」を称賛し、「この協力体制が両者の信じる原則に資するものであり続ける」ことを願った。

このアウン大統領の発言はペニル・カーディル国連レバノン担当特別調整官が同国での14か月間の任務終了に際して訪れた離任の挨拶のためバアブダ宮殿(注:アウン大統領所有の邸宅)において、大統領が同特別調整官を歓迎したときに発せられた。

また、アウン大統領は「カーディル特別調整官がレバノンと国連の関係強化のために重ねてきた努力」を称え、同調整官に対して「貴殿がこれから任されるであろう新たな職責においても、ますますのご健勝をお祈りしている」を述べた。

これに対し、カーディル国連特別調整官はレバノンで自身の任務を遂行する中で大統領から受けた支援に謝意を示し、面会後に次のように述べた。「ちょうど今ミシェル・アウン大統領との最後の面会を終えました。14か月におよぶ国連レバノン担当特別調整官としての私の任期中の共和国大統領との面会は、私にとって永遠に名誉なことです。面会を通して私は大統領に着任時から歓待を受け友情やパートナーシップを感じたこと、レバノンと国連間の関係における同大統領の采配について感謝の気持ちを伝えました。また、彼が国連安保理決議1701号の完全な適用に努めたことにも謝辞を述べました。私が思うに、この決議は安定強化の礎であり、レバノンが平和と安全を盤石なものにするための正しい道から外れないようにするものです。国連は安保理決議1701号の完全な適用を通じてレバノンとイスラエルの恒久的な停戦の実現に向けて職務を続けていくでしょう。私は改めてアウン大統領に国防戦略のための国民対話への呼びかけに取り組んでいることへの感謝を述べるとともに、この対話が近日中に開催されることを望んでいます。」

(2)へ続く

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( 翻訳者:佐藤竣介 )
( 記事ID:46197 )