イラク:シリアとの国境の治安対策を強化
2019年01月31日付 al-Hayat 紙

■イラク:シリアとの国境の治安対策を強化

【バグダード:ブシュラ・ムズファル】

イラクは、テロ組織「ダーイシュ」の残党が国境を越えて侵入してくるのを防ぐため、シリアとの国境に厳重な対策を実施することを明らかにした。一方、内務省はキルクーク県において「ダーイシュ」の家族に資金を分配していたテロ集団を逮捕したことを発表した。

「半島と砂漠の作戦司令部」は声明の中で、「第9装甲部隊の複数の班が第37機械化歩兵旅団に代表される半島司令部の指揮の下、イラク・シリア国境に展開している。なお、第37機械化歩兵旅団は第9装甲部隊と共に(国境地帯の)死守・支援作戦を行っており、キム市にあるシリア国境のチェックポイントの治安維持(任務)を開始した」と述べた。さらに同司令部は、「作戦は我々の直接の指揮下で行われ、司令部の計画に基づいて班を展開することで、同チェックポイントおよび国境沿いの地区を突破するあらゆる試みを防ぐことを目的としている」と指摘した。それに加えて、同司令部は砲撃・航空・駐留・パトロール分野での支援および、昼夜の待ち伏せ、諜報活動、チェックポイントと国境沿いにおける監視用赤外線カメラの設置を行うと述べた。さらに、イラク国境内にダーイシュの悪党が侵入する前にあらゆる動きを明らかにし、封じ込め、対処できるよう、予備部隊を配置するとのことだ。

(後略)

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( 翻訳者:横手 稜太朗 )
( 記事ID:46210 )