イラク:ハキーム師はイラク国益の優先を求める
2019年02月01日付 al-Hayat 紙

■イラク:ハキーム氏は最も大きな利益を優先し、組閣を完了するよう求める

【バグダード:ウマル・スィタール】

「改革と再建同盟(The Reform and Reconstruction Alliance )」の長であり宗教家のアマール・ハキ―ム師は昨日(31日)、政治勢力に向けて国家のため、および組閣を完了するため譲歩を行うよう改めて要請した。また、同師は空席となっているポストにふさわしい人物を擁立する必要性を強調した。

ハキーム師の事務所は声明の中で以下のことを述べた。「同師はバルハム・サーリフ大統領を迎え、イラクと周辺地域の最新の政治情勢について協議した。また、同師は政府や組閣の完了への支援を行った。」そして、同師の発言として次のように伝えた。「政治勢力に対し、最も大きな国益をもたらし国家のための譲歩を引き出すこと、そしてイラク国民が熱望することを実現できるふさわしい人物を空席となっている閣僚ポストに擁立することを求めた。」さらに、同事務所は「サーリフ大統領が行う地域諸国や諸外国への外遊は、イラクに(かつての)地位や役割を取り戻させるものである。また、この外遊によりイラクは地域諸国が集まる場所となり交流の懸け橋であると見なされ、そしてそれはイラクの(地域諸国における)中心性を強固にする一歩となる」との見方を示した。また、「サービスと腐敗との戦いを筆頭とした優先事項に取り組むことの重要性」を強調した。

ハキーム師は以前、「建設同盟(Alliance Towards Reforms)」に属する諸勢力の指導者や諸政党に対して組閣を完了するため、特にファーリフ・ファヤード内相候補に関連した対立に関して、対話と譲歩の(議論を行う)テーブルに着くよう要求していた。なお、同候補は宗教家であるムクタダー・サドル師が率いる「改革への行進同盟」からの強い拒絶に直面していた。

(後略)

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( 翻訳者:難波奈央 )
( 記事ID:46214 )