■スィースィー大統領はアフリカ共通の取り組みの強化に意欲的
【カイロ:本紙】
エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領兼アフリカ連合(AU)議長は、AUに属する全委員およびスタッフと共に熱意を持って業務に取り組むと表明した。これは、アジェンダ2063に基づく目標実現や、アフリカ共通の取り組みの推進、そして、アフリカ大陸自由貿易協定に沿った形での域内の貿易規模拡大を目的としての発言だ。
スィースィー大統領は、アジス・アベバのAU本部で昨日(12日)行われた、AU委員会委員長であり、また複数の運営組織の委員を務めるムーサ・ファキー氏との会合での発言の中で、アフリカ諸国間の治安・平和・安全の強化と紛争終結後の段階における復興の重要性を強調した。
また同大統領は、AU委員会における取り組みのメカニズムの改革に対する意欲を示した。これは、組織の活動、あらゆる分野に関するサミットでの決定事項の実施、そしてアフリカ大陸・地域レベルの大規模プロジェクトの遂行を通して、加盟国の目標を実現することを目的としている。さらに、同大統領は委員やスタッフはエジプト当局との調整を図りながら完全に職務を全うするだろう、とりわけエジプトは(議長国となった)今年多くのアフリカのイベントを主催するだろう、との確信を示した。
また、同大統領は以下のように述べた。「我々はパートナーとの協力に期待しており、目標と枠組みをできる限り達成するために全力を尽くす。これは、彼らがこの目標や枠組みを有効活用するためである。」また同大統領は、「エジプトは、アフリカ諸国間および地域・国際組織の協力システムを支援するあらゆる提案に門戸を開いている」と指摘した。
(後略)
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:金杉知紀 )
( 記事ID:46294 )