シリア:イスラエルがクネイトラ県のゴラン高原を越境攻撃(1)
2019年02月12日付 al-Watan 紙
■ゴラン高原をイスラエルが攻撃…「ヌスラ戦線」を取り込むトルコの努力は頓挫…ロシアのショイグ国防相とトルコのアカーラ国防相:イドリブの安全を保障するために決定的な措置を講じる
【アレッポ:ハーリド・ザンクルー、諸通信社】
ロシアとトルコ両政府が、イドリブにおける「テロ」状態の終結に向けて合意したと同時に、「イスラエル」は再度シリア領への攻撃を行った。これは非シリア地域でイスラエルの手先の一掃を目的としたあらゆる真剣な動きがある際に繰り返されるシナリオに沿った出来事だ。
(シリアの)公式通信社『SANA』は、敵国イスラエルが昨日(2月11日)夜、クネイトラ県に対し数多くの砲撃を敢行したと報じた。なお、物的被害は限定的であったとのことだ。
また、同通信社によるとイスラエルは戦車からの発射した数多くの砲弾の標的を廃墟となっていたクネイトラの病院および、ジャバーター・ハシャブ村にある観測所の1つとしていたが、物的被害は限定的であった。
さらに複数の情報によると、イスラエルはクネイトラ県のダルアイヤー丘地区も標的として数多くの砲撃を行い、物的被害の発生をもたらしたとのことだ。
その他、「軍事的な」(シリア)北部問題の解決が迫っているのが明らかな兆候がある中で、アンカラで昨日(2月11日)ロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣と、トルコのフルシ・アカル国防大臣が集まり会合が行われた。なお、同会合は「イドリブの非武装地帯における安全を保障するための決定的な措置を講じる必要性」について確認することで終了した。
(2)へ続く
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( 翻訳者:片居木周平 )
( 記事ID:46298 )