ヨルダン:シリアとの農産品輸出入再開に向けた協議
2019年02月14日付 al-Watan 紙


■ヨルダン代表団はアッルーシュ臨時代理大使と共にシリアとの輸出入に関して議論
■ヨルダン政府はジャービル国境通行所の開門時間を延長する。

【諸通信社】

ヨルダンは昨日(13日)、シリアとのジャービル国境通行所の開門時間を1日2時間延長することを決めた。同時に、ヨルダン代表団は在アンマン・シリア大使館と、双方向の農産物輸出入再開に関する各側面について議論した。

ヨルダン農産物輸出業者共同組合のスライマーン・ヒヤーリー会長は、『ドゥストゥール』紙の電子版が伝えた声明において、「本組合員は本日(13日水曜日)(アイマン・アッシュール)駐アンマン・シリア臨時代理大使と共に、ヨルダン・シリアの双方向の農産品輸出入再開に関するあらゆる側面を議論する予定だ」と述べた。

また、ヒヤーリー会長は「今回の会合は、シリア人の輸入業者に対してヨルダンの農産物を輸入する許可証の発行に加えて、ヨルダンからシリアへ、あるいはその逆方向の直接輸送を行う上での障害の克服に関するシリア側からの前向きな兆候・予兆を含んでいる」と説明した。

ヒヤーリー会長によると、同組合は昨年10月中旬のナスィーブ・ジャービル国境通行所開通以降、両国の貿易の再開に関する大きな一歩を踏み出したとのことだ。また、同会長は「本会合はヨルダンの生産者にとって福音である、特に(ヨルダン)渓谷地区の生産が1年のうちでピークを迎えるこの時期に会合が行われたことは非常に意味がある」と指摘した。

シリア軍が同国南部からテロリズムを一掃し、ナスィーブ国境が開放されて以降、ヨルダンはシリアとの相互貿易の強化に尽力している。そしてこれは、ヨルダン経済が再び活気を取り戻すことに加えて、ヨルダンの在シリア公館の格上げにつながるだろう。

(後略)

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( 翻訳者:馬場響 )
( 記事ID:46302 )