シリア:テロリスト側の「イドリブ合意」違反を受けてシリア軍が拠点を攻撃
2019年02月21日付 al-Watan 紙


■トルコが「安全地帯」ラジオを設立!北部の市民は疲弊し、シリア軍はイドリブ県、アレッポ県、ラタキヤ県にあるテロの拠点を攻撃

【アレッポ:ハーリド・ザンギルー、ムハンマド・アフマド・フバーズィー】

北部における最終決断が不可避となりつつある、というロシアの声明がもたらした予測の中で、「イドリブ合意」の意図的な「テロリストによる違反」行為が継続された。また、それとともにシリア軍の複数の部隊による常時の抵抗も継続されている。なお、同軍の複数の部隊はアレッポ県とイドリブ県郊外にあるテロリストの拠点を猛攻撃し、ラタキヤ県北東部のクルド山の要衝に到達した。

報道筋は本紙に対し、「シリア軍はイドリブ県郊外にある同軍の軍事拠点への攻撃を目的として非武装地帯への侵入を試みるテロ集団を監視している。また、同様の試みは無人の大隊基地、ラビーア、バルナーン、スカイクの拠点からも行われている。そして、同軍は砲弾やミサイルといった兵器によってこのテロ集団に対処した。その結果、数多くのテロリストが死傷し、生存者も前述の地域にある彼らの拠点への逃亡を余儀なくさせた」と述べた。

また同報道筋は「ヌスラ戦線および同戦線の同盟者であるテロリスト民兵らによるイドリブ合意の違反に、シリア軍が彼らの展開拠点、要塞化した拠点、そして行動拠点を標的と(し攻撃)することで応酬した。なお、同軍の攻撃はハマー県北部のジャバル・アルバイーン、ワーディー・ダウラート、ルターミナ、ブーイダ、ルハーヤー、およびハマー県西部のザイズーン、シャリーア、フワイズ、バーブ・ターカ、タウィーナ、ドゥフルージュで行われ、その結果、数多くのテロリストが死傷した」と強調した。

これに関連して、反体制派の複数の報道筋は、「シリア軍の重火器はテロ組織の拠点を狙った。拠点は、ハマー県北西部郊外のガーブ平原にあるズィヤーラ、ヒルバ・ナークース、カーヒラ、シャリーアの町や村、またイドリブ県西部郊外のジスル・シュグールにあるナージヤ、ビダーマーの2つの町に存在する。また同様に、テロリストらの拠点はアレッポ県北部の南部ジィターン、ハルサにもあり、シリア軍の複数の別部隊が、ラタキヤ県北東部のクルド山にある要衝においてテロリストの複数の拠点に改めてミサイル攻撃を行った」と言及した。

(後略)

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( 翻訳者:馬場響 )
( 記事ID:46333 )