UAE:カタールに対する入港禁止緩和を否定
2019年02月22日付 al-Hayat 紙


■UAE:カタールの入港「禁止」は緩和しない

【アブダビ:本紙】

UAEの連邦運輸局(陸運・海運)は、海港におけるカタールとの断交の方策は変わらないと確認した。

同局は昨日木曜日(2月21日)の報道発表において、カタールに課されている入港禁止が緩和されるという報道が錯綜していることの真相に関し、以下のように明らかにした。「海港でのカタールとの断交の方策に関する同局の2019年1月付の回章(識別記号:ミーム・アイン)は、従来の措置を何ら変更しておらず、措置を確認するために時折発表される行政上の回章に過ぎない。同局は採択された諸決議に基づいてことを進めている。」

また、同局は、「メディアのカタールとの商品の輸出入に関する報道は、正確ではなく、根拠のない説明がなされた」と述べ、「海港での経済的ボイコットの必要条件に関しては、何ら変更は生じなかった。そして、同局はこの点に関し、国内の海港に説明文書を送付する予定だ」と確認した。さらに、「同局がUAEの陸運・海運部門の監督機関である。すなわち、海港に関するあらゆる規制措置は同局の管轄権の下で行われ、またこの部門に関するあらゆる情報は同局によってのみ発表される」と指摘した。

ロイター通信は一昨日(2月20日)、「UAEはカタール製品の禁輸を緩和する」と報じた。しかし、UAEは本日(2月22日)、それを完全に否定した。

なお、サウジアラビアとUAEとエジプトとバーレーンは2017年6月に、カタールとの外交関係を断絶し貿易・輸送ルートを遮断した。また、4か国は、カタール政府がテロを支援していると非難した。

一方、カタールは同年同月(2017年6月)に4か国による貿易関係の断絶に関し、世界貿易機関(WTO)に不服申し立てを行った。そして、先月(2019年1月)、UAEもWTOにカタールに対する不服申し立てを行った。なお、UAEは「カタール政府はUAE製品に禁輸を課した」と述べている。

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( 翻訳者:藤木郁理 )
( 記事ID:46336 )