AKP市政のイスタンブルとCHP市政のイズミル、政府によるこの差別
2019年02月22日付 Cumhuriyet 紙

公正発展党(AKP)と党幹部たちは頻繁に公共サービスにおける差別を行ってはいないと主張しているものの、その実態は隠しきれていない。交通省は、アンカラとイスタンブルのメトロに財源から予算を充てる予定だ。2019年にイスタンブルのメトロには32億リラ、アンカラには10億リラが提供されるが、一方でイズミルには3万リラとなり金額が大きく異なった。

2019年にイスタンブルのメトロには32億リラ、アンカラに対しては10億リラ、一方でイズミルに対しては3万リラの予算が充てられることとなった。

交通インフラ省が予算をアンカラとイスタンブルにあるメトロの建設に提供する一方で、イズミルのメトロに対してはほんのわずかしか割り当てないことが判明した。同省は、今までに90億リラを使用しているイスタンブルとアンカラのメトロに今年度も43億リラさらに予算を充てる予定だ。しかし、イズミルに対してはたった3万リラのみの提供となった。

ソズジュ紙の報道によると、イスタンブルに与えられた32億リラの予算のうち27億7600万リラはイスタンブル空港のレールシステムの接続のために利用される。この計画に沿ってガイレッテペ‐イスタンブル空港間のメトロの建設に22億7500万リラが、ハルカル‐イスタンブル空港間のメトロ建設には4億6000万リラが割り振られた。

残った4100万リラもコンサルティングサービスに割かれた。空港のレールシステムにかかる費用は合計139億リラとなる予定であり。今までに19億5400万リラが使われた。

2019年度の投資計画によると、アンカラ広域市が自主財源で行うべきメトロ建設工事には、今日までに国家予算から65億7346万7千リラが支払われた。この78億7400万リラ規模のメトロ建設工事に、年内に10億6千100万リラがさらに与えられ、国からの合計支出額はついに76億3500万リラに達する予定だ。 

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( 翻訳者:前口翠里 )
( 記事ID:46340 )