トルコ製装甲車、輸出好調
2019年02月24日付 Hurriyet 紙


ヌロル・マキナ社が製造するワイヴァン・ヤルチンやヨルクといった装甲車に国外で注目が高まっている。同社の売上高において、輸出の占める割合は2012年に比べ11倍増加し、75パーセントに達した。

同社はアフリカ、中東、中央アジア諸国に輸出しており、増加する注文に応じるため、「下請け協力会社」と位置づけられる装甲車の様々な部品を製造する国内製造業者に新しい業務を追加していきたい意向である。

増加する国内外から装甲車発注のおかげでヌロル・マキナ社は国内地元産業に新たな事業機会を提供している。

トルコ防衛産業における装甲車製造業のなかでヌロル・マキナ社は、防衛および国土安全保障分野でトルコ軍やトルコ警察庁からの需要に応えているほか、国内外での売り込み活動も増加し続けている。

治安部隊装備におけるワイヴァン・ヤルチン装甲車の数が増加するなか、国外でもワイヴァン・ヤルチンやヨルク、ワイヴァン・TOMAなど、同社の車両を選ぶ国の数も増加している。

アフリカや中東、中央アジア諸国への輸出を手がけるヌロル・マキナ社の売上高において、輸出の占める割合は2012年に比べ11倍増加し、75パーセントに達した。

同社は、増加する発注に応じるため「下請け協力産業」として装甲車の様々な部品を製造する国内製造業者に新しい事業を追加していきたい意向である。そしてその目標に向け、最終的にはOSTIM工業特区防衛・航空連合(OSSA)に加盟する40社を相手にそれぞれ二者協議を実施した。

■多くの分野でビジネスチャンス

ヌロル・マキナ社のトゥズン・ススヴェレン企画調達部長はアナトリア通信に対し、同社が製造する車両には国内外から非常に多くの需要があると話す。
同社の装甲車が示す性能が、新たな発注への扉を開いていると語るススヴェレン氏は次のように述べた。

「我々のチームはあらゆるテストに参加し、新しい発注をとって帰ってくる。こうした需要に十分に答えるために「下請け協力会社」を後押しする必要があると感じている。現在の我々の「下請け協力会社」は、現状の注文に応じるには十分だが、新規プロジェクトのために、特に今年の下半期以降、納入業者を開拓する必要がある。機械加工や、電子・電気系、ケーブル、表示パネル、切断、曲げ加工、溶接、塗装作業を依頼できる新しい企業を求めている」

■「各国は早期納品を望んでいる」

ススヴェレン氏は、各国は発注した車両をできるだけ早くそれぞれの防衛戦力装備に加えたいと要望していると強調し、「納期に間に合わせるためにも、仕事の速い納入業者を求めている。さらに我々は品質についても高品質でしっかりとしたものを求めている。品質は我々にとって必須だ。また納品後も自社の車両のアフターケアを行っており、販売後のアフターケアも万全である。高品質の車両を提供することで、販売後の作業負荷を最小化したいと考えている。コスト面でもかなりシビアな価格競争のなかで受注している。そうした条件のなかで、品質、納品、コストを踏まえて我々に貢献いただけるあらゆる企業に門戸を開いている」と話した。

トゥズン・ススヴェレン部長は、現在下請け協力会社へお願いしている仕事に加え、今後さらなる新規業務を追加お願いすることも検討していると明らかにした。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:46351 )