エジプト:ラムセスでの列車事故後、運輸大臣が辞任
2019年03月02日付 al-Hayat 紙


■エジプトは、ラムセスでの事故で20名が死亡したことを受け、「怠慢」な時間は終わったと強調

【カイロ:本紙】

エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領は、カイロ中心部のラムセスにある幹線鉄道の駅で最近起きた恐ろしい事故において、職務を怠った者を問責するよう求めた。同事故で、焼死した者たちを含む約20名が死亡、40名が負傷した。一方、同国のムスタファー・マドブーリー首相は、「怠慢な時間」は終わったと強調し、事故の直後に同国のヒシャーム・アラファート運輸大臣の辞任を受け入れた。これは、エジプトで列車事故が繰り返し起きていることを鑑みての措置だ。

同事故は、ミスル駅の6番線のプラットホームとの非常に大きな衝突の直後に起きた。また、同事故に関する第一報は、列車は運転士が不在のまま猛スピードで走行しており、このことが列車のディーゼル燃料タンクの爆発を引き起こし、プラットホームの通行人を飲み込んだ広範囲に及ぶ爆発につながったと指摘した。一方、ナビール・サーディク検事総長が、列車事故の緊急捜査を開始するよう命令し、検察官のチームが捜査のため事故現場に向かった。また、検察官らは、病院にいる負傷者の証言の聴収に動いた。さらに、検察はDNA分析を行うよう命令した。これは、焼死し個人の特定が困難になった犠牲者の身元を特定し、遺族の下へ遺体を引き渡す準備をするためである。また、検察は列車の運転士を拘束するよう命令した。

(後略)

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( 翻訳者:藤木郁理 )
( 記事ID:46383 )