エジプト:列車事故に続き、カイロ北部でも大きな交通事故
2019年03月05日付 al-Hayat 紙


■エジプト北部の交通事故で死傷者

【カイロ:本紙】

(カイロ北部)ブハイラ県で本日火曜日(3月5日)、運搬車両が乗客を運ぶマイクロバス4台に衝突した直後に起きた大きな事故で、6名が死亡、34名が負傷した。一方、ミスル駅の列車事故に関する鑑識の報告書は同日晩、事故現場に爆発物の痕跡が存在することを否定した。このことは、一部の者が受け入れていた爆発の背後にはテロ行為があったというシナリオの気勢をそいだ。

エジプトでは、交通事故や列車事故の数が以前よりも減少しているものの、依然として高い事故率が記録されている。同国政府の数カ月前のある報告書によると、交通事故の第一の要因は人為的ミスだという。

昨日(3月4日)の事故の第一報は、ブハイラ県のカフル・ダッワール村の中心付近の、アレキサンドリア県とカイロを結ぶ農業道路で、積荷を載せたトレーラーがマイクロバス4台と衝突したと指摘した。同事故により、多数が犠牲となり、一時交通止めとなった。一方、ブハイラ県知事は同事件に対処するために準備レベルを最大まで引き上げ、死亡者の遺族に補償として1万エジプト・ポンド(1ドル=約18エジプト・ポンド)の現金を支払うよう命令した。

保健省は声明で、「負傷者の容態は、脳震盪後症候群の疑いから、脳出血の疑い、切り傷、骨折、全身複数個所の打撲と擦り傷までさまざまである」と述べた。また、「全ての負傷者は、必要な治療とケアを受けている」と確認した。

さらに、同国のナビール・サーディク検事総長の声明は一昨日(3月3日)夜、ミスル駅の列車事故に関する技術検査委員会の報告書と鑑識の報告書の内容を明らかにした。なお、先週水曜日(2月27日)、同事故により22名が死亡、41名が負傷した。

(後略)

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( 翻訳者:藤木郁理 )
( 記事ID:46403 )