エルドアン、アクシェネル善良党党首を侮辱罪で告発
2019年03月07日付 Cumhuriyet 紙
公正発展党のレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は「メラル女史は昨日、デニズリで恥じることも臆することもなく、我がデニズリの兄弟たちに向け私が『テロリスト』といった、と述べた。恥を知れ!あなたはなんと礼儀知らずなのか!現在、私の弁護士達が動いている」と述べた。エルドアン大統領の発表の後、弁護士達はアクシェネルに関して訴えを申し立てた。
公正発展党の党首でもあるエルドアン大統領はマルディンで行ったミーティングで演説を行った。
メラル・アクシェネル善良党党首が昨日デニズリで用いた表現に強い反発を示したエルドアン大統領は「現在、ある話がでっち上げられている。私がまるで人民の民主主義党を支援しているクルド人たちをテロリストであると宣言したらしい。もう彼らは分かっているが、芳しいものがなく、こうした嘘を用いた。しかし、同じことをメラル女史も行っている。メラル氏も昨日デニズリで恥じることも、臆することもなく我がデニズリの兄弟に向け私が『テロリスト』と言ったという。恥を知れ!あなたはなんと礼儀知らずなのか!現在、私の弁護士を働かせている。決して私の述べたことは執行部に関わることだ」といった。
■人民の民主主義党幹部達を画面に「テロリスト達はここだ」
エルドアン大統領はその後、人民の民主主義党のかつての両共同党首であるセラハッティン・デミルタシュとペルヴィン・ブルダンも含んだ国民民主主義党の幹部たちの「人民の民主主義党はクルド労働者党をテロ組織として見ていない」との発言を画面で示しつつ「テロリストたちはここにいる」と述べた。
エルドアン大統領はスィイルトで行ったミーティングでも「私が市民に対してテロリストというほど馬鹿であるか?」と述べた。
■エルドアンの弁護士たちが訴訟を起こした
エルドアン大統領の演説のあとに行動を起こした弁護士たちは、デニズリで行われたミーティングにおける発言を理由に善良党のアクシェネル党首に関して「大統領侮辱罪」の罪で裁判を起こした。
■メラル・アクシェネルは何を言ったのか?
アクシェネル党首は、昨日ケマル・クルチダルオール共和人民党党首とともにデニズリで行った合同ミーティングの中で、エルドアン大統領に宛てて市民たちに「大統領がテロリストと指摘したデニズリのみなさん調子はいかがでしょうか?」と述べた。エルドアン大統領が1800万近い選挙民を「テロリスト」と位置づけたとするアクシェネル党首は「この人物は分断し、互いを諍いを起こさせ敵とする政治を17年間続けている」といった。
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( 翻訳者:村田七海 )
( 記事ID:46408 )