ヨルダン:アラブ議会はイスラエルとの関係正常化拒否を堅持(4)
2019年03月04日付 al-Quds al-Arabi 紙
■サウジアラビアとエジプトの反対にもかかわらず、アラブ議会はイスラエルとの正常化拒否を堅持(4)
【アンマン:本紙】
第8条:
パレスチナの土地接収と(イスラエル)国家のユダヤ性を押し付ける試みを通じた入植計画の拡張に代表されるイスラエルの一方的な措置は、既成事実を押し付けることを目的とした計画であり、このような重大な侵害に終止符を打つアラブの努力を要請するものだ。また、エルサレムやその他の場所におけるイスラームとキリスト教の権利は、永遠、歴史的かつ永続する権利であり、この権利の侵害を我々は受け入れないことを確認する。
第9条:
参加国はクウェート国民議会によるパレスチナの和解への努力を支援するという提案を支持し、パレスチナの当事者らと和解の方法および彼らの間にある対立の終結を検討するアラブ議会(内の)委員会の設置を承認する。これは、パレスチナとアラブのあらゆる立場を統一することに資するものであり、その目的はイスラエルの占領に対峙し、70年以上あらゆる侵略行為に抵抗し続けている無防備なパレスチナ市民の権利の侵害を停止させることにある。
第10条:
アラブ議会連盟はまた、来月(4月)初めにドーハで開かれる予定の列国議会同盟(の会議)においてクウェート国民議会が提出するであろう提案を支持する。なお、提案は一連のイスラエルの攻撃からパレスチナ市民を保護することを保証し、横暴な占領の行使に未来が曝されているパレスチナの次世代を守る国際的支援を獲得することを要請している。
第11条:
参加国は集中的な努力の継続とアラブの立場の統一を強調する。これは共通の言語で我々の中心的な問題であるパレスチナ問題について宣言するためだ。そして、パレスチナ問題は世界の国々を前に国際会議の場で享受すべき重要性を獲得する。なお、この享受すべき重要性には、パレスチナ問題の公正さのための団結と支援、および同胞であるパレスチナ市民に対する不正義を排除することが含まれている。
第12条:
参加国は国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)による難民への衛生・教育サービスの提供継続のため、同機関への支援継続の重要性を確認する。また、同時に難民、エルサレム、帰還権と補償権の問題は、パレスチナ問題解決において最終的に解決しなければならない問題の一部であることを確認する。
第13条:
パレスチナの同胞らを支援する最重要な手段の一つは、いかなる形態の占領者イスラエルとの接近や関係正常化を停止することである。そういうわけで、我々はイスラエルとの関係正常化のすべての門戸を厳重に閉ざすことにより、確固かつ断固たる立場を要請求する。
(了)
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( 翻訳者:馬場響 )
( 記事ID:46416 )