CHP議員「善良党アクシェネルを擁護する」
2019年03月10日付 Cumhuriyet 紙
共和人民党(CHP)副党首のヴェリ・アーババは、「はっきり言う。我々は大統領の脅迫に反対する。メラル・アクシェネルの味方である、メラル・アクシェネルを擁護する」と述べた。
CHP副党首でありマラトヤ選出国会議員であるヴェリ・アーババは、同党からスィヴァス市長に立候補しているアリ・アクユルドゥズ候補の公約発表会に出席するため同地を訪問した。商工会議所のカンファレンス・サロンで開催された公約発表会には、CHPスィヴァス選出のウラシュ・カラス議員、サムスン選出のケマル・ゼイベキ議員、スィヴァズ県CHP党支部長アフメト・トゥラン・テメルやCHP県党支部会員らをはじめ多数の党員が出席した。
■アクシェネルを擁護する
公約発表会でスピーチを行ったヴェリ・アーババは、レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領が同日、エラズー県大会で善良党のメラル・アクシェネル党首に対し「刑務所で刑期を過ごしている者達がいる。おまえも同じ道へ落ちるかもしれない」との発言したことに反意を示した。アーババは、エルドアン大統領がアクシェネル党首を刑務所に送ると脅迫したと述べ次のように話した。
「今日、エルドアン大統領は、善良党メラル・アクシェネル党首に対し、『おまえに(議員)不可侵権はない。逃げ込める穴もない。おまえを刑務所に送ってやる』と脅迫している。こんな大統領が、こんな政治がありえるだろうか?こんな脅迫をしているから、法は効力を失ってしまった。法が存在しない地域では国家は国家とは呼べない。マフィア組織と呼ばれてしまう。こんな政治が、こんな大統領がありえるか?法が存在しない地域では命や財産の保障もない。法が存在しない地域には国家も公正もない。自分の地位により、自らの力を利用して、ある政党の党首の言葉が気に入らないからと脅す。大統領にひざまづけ、大統領に降伏して頭を下げるようにと。大統領の言葉を恐れる者は臆病者になってほしいと。我々は、大統領の刑務所脅迫発言でもって、大統領に頭を下げるつもりはない。はっきり言う。我々は大統領の脅迫に反対する。メラル・アクシェネルの味方である。メラル・アクシェネルを擁護する」
この後、ヴェリ・アーババに続いて、スィヴァス市長候補であるアリ・アクユルドゥズが公約を発表した。
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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:46425 )