増加する美容医療の施術数、世界有数国に
2019年03月10日付 Cumhuriyet 紙
世界の化粧品市場規模は、4600億ドルである。化粧品市場規模は、世界全体で1年あたり平均10%ずつ拡大している。
2018年、トルコの化粧品市場規模は113億トルコリラ(約2312億円)に達した。2020年には140〜150億TLを上回ると期待されている。その中でも最大シェアはスキンケアとアンチエイジングの商品が占めている。しかし、近年はやりを見せているもう一つの市場がある。美容医療である。
■1位の座はアメリカ
外科的処置(手術)が不要な美容医療には、毛髪の植毛、ボトックス注射、ヒアルロン酸注射、脱毛といった施術が含まれる。ポスタ紙の情報によると、30年間美容・ケアフェアを開催しているTGエキスポのプロジェクトリーダー、ギョクハン・ビュユカタマン氏は次のように述べている。
「トルコで美容医療としての施術数は、1年でおよそ100万件に達した。アメリカは、400万件で1位である。我々トルコの施術数は5位だ。」
■自撮りの流行
ビュユカタマン氏は、ボトックス注射とヒアルロン酸注射が一番行われたと述べ、次のように続けた。
「ボトックス注射は、1回の施術で1000リラ(約2万円)である。4〜6ヶ月に1回行われる。額と目尻のしわ(訳註:カラスの足跡、ちなみにトルコ語ではガチョウの足跡)のためにする人が最も多い。ヒアルロン酸注射の価格は350ユーロから。この施術をする人の平均年齢は30歳であったが、25歳に下がった。自撮りが若者に影響を与えていた。夫に内緒でクレジットカードを使い、施術する女性もいる。男性に関しては、200%増えた。特に社会的地位のある人が、若く見えるためにボトックス注射をしている。」
■ヨーロッパで1位
プラスチック再建手術・エステ外科学会研究責任者のシュクリュ・ヤザル博士は、次のように述べている。
「外科的処置が不要な施術の売上は、世界で年間100億ドル、トルコでは1億ドルである。トルコのエステ関連の市場規模は、20億ドルである。トルコは、外科的処置が不要な施術が最も頻繁に行われている国の一つである。手術不要の若返り美容とレーザー脱毛はヨーロッパで1位、ヒアルロン酸注射はヨーロッパ2位である。」
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( 翻訳者:甲斐さゆみ )
( 記事ID:46427 )