イラク:サーリフ大統領は新たな安全保障体制の形成を呼びかける
2019年03月11日付 al-Hayat 紙

■バルハム・サーリフ大統領はテロの再来を防ぐための地域的共同安全保障体制の形成を呼びかける

【バグダード:本紙】

イラクのバルハム・サーリフ大統領は、地域的共同安全保障体制を新たに建設し、テロの再来に抗することを呼びかけた。同大統領は月曜(11日)、バグダードでイランのハサン・ロウハーニー大統領と会談し、イラク・イラン関係の重要性は両国および地域諸国間の経済・貿易面での協力を強化することにあると述べた。

イランのハサン・ロウハーニー大統領は3日間にわたる公式訪問のため、バグダードに到着した。今回の訪問で、経済・貿易面の問題とそれに関する合意の締結が協議される。

サーリフ大統領は、バグダードのサラーム宮殿で行われた会談の後、イラン大統領と記者会見を開いた。その中で、「イラン大統領の訪問は我々両国間の関係の重要性を強調するためのものである。そしてそれは、歴史に根付いた関係であり、社会的な関係であり、安全保障上の、また政治的な共通の利益である。これらの関係は、両国間の、ひいては地域全体の利益につながるものである」と述べた。そのうえで、「イスラーム国家がイラクの近隣にあり、またアラブという拡大的な性質をイラクが有していることは、イラクにとって幸運なことだ。イラクは、地域が結束する先駆けになることだろう」と付言した。また、ロウハーニー大統領の訪問は重要であり、友人たる2国の人民と地域の安定に奉仕する、相互に理解された背景があるとも述べた。

(後略)

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( 翻訳者:前田悠作 )
( 記事ID:46433 )