レバノン:ロシア大使は発電所建設をはじめとする各分野におけるレバノン支援の用意があると表明 (2)
2019年04月05日付 al-Hayat 紙
■ロシア大使はレバノンでの発電所建設を提案
■露軍がシリアに駐留するのはテロとの戦いのためであり、イスラエルとの戦いのためではない
【ベイルート:本紙】
ザシプキン大使は「ロシアがシリアで行っていることはシリアに限定されたものではなく、中東地域全体を対象とした任務である」との考えを示し、ロシア政府は「テロとの戦いにおいて国際社会の努力を結集させるために動いてきた」と述べた。
また、同大使はゴラン高原におけるイスラエルの主権を承認したアメリカの決定について、中東問題解決の原則に矛盾するとして非難した。
そして、同大使は質問に対して「ロシアは中東紛争の当事者ではなく、対立関係の中心軸とはイスラエルに対抗する集団を意味する。一方で、ロシアは和平プロセスの実現を強く希求しており、アラブ・イスラエル間紛争の仲介的役割を果たしている。ロシア政府がシリアに軍を派遣したのもテロの殲滅が目的であって、イスラエルとの戦いの為ではない」と考えを述べた。
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( 翻訳者:堀嘉隆 )
( 記事ID:46589 )