シリア:政府軍の軍事攻勢強化で民間人15人死亡(1)
2019年04月07日付 al-Quds al-Arabi 紙
■シリア:イドリブ県とハマー県で政府軍の軍事攻勢強化で民間人15人死亡
【イドリブ:本紙】
トルコのレジェプ・ターイイップ・エルドアン大統領が、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領との会談の準備を進める一方、今日(7日)モスクワにて、複雑なイドリブ問題が協議の主題の一つになることが予想されている。
トルコ大統領に対する圧力が試みられる中、イドリブにおいてシリア政府軍の軍事攻勢の方法が激化している。その一方、トルコ側からはこれらの違反に対する反応がない。イドリブでは、政府軍がクラスター爆弾や榴弾弾頭が搭載されたミサイル
を用いたことで、数十名が死傷している。
「今日のプーチン大統領とエルドアン大統領の会談の前に、トルコ大統領に圧力をかける」
昨日(6日)の各種報道は 、『ロイター通信』にしたがい、シリア北西部での政府軍と反体制派戦闘員間の相互爆撃により最低15人が死亡したと報じた。この結果、トルコとロシアが仲介した地帯での停戦に対する圧力が高まった。シリア北西部は、バッシャール・アサド大統領に対する反体制派にとっての最大で最後の拠点である。
『クドゥス・アラビー』のシリア国内の情報筋によれば、ロシアの戦闘機が上空を旋回する中、政府軍はクラスター爆弾や榴弾弾頭の搭載されたミサイルを用いた。この攻勢は、ロシアとトルコが合意した非武装地帯における軍事違反の中で、最も危険かもしれない軍事違反だ。
(2)に続く
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( 翻訳者:馬場響 )
( 記事ID:46598 )