■トルコ体制の国境警備隊による侵害が続く―日本は357万米ドルをヨルダンのシリア難民支援のため提供
【ダマスカス:各通信社】
日本は昨日、ヨルダンのシリア難民援助のため、現地のUNHCRへ357万米ドルを供与した。その一方でシリアとトルコとの国境では、トルコ体制はシリア難民殺害を続けた。
『アンムーン』通信社の昨日の報道によると、日本政府は2019年、ヨルダンの都市部やザアタリ、アズラク両難民キャンプで暮らすシリア難民の援助のため、357万米ドルを現地のUNHCRへの援助に充てた。
また同通信社によると、この資金提供はUNHCRによる基本サービス提供の継続を可能にし、この活動には例えばヘルスケアや難民コミュニティーのエンパワーメント、ヨルダン政府のキャパシティービルディング援助が含まれる。
同報道によると、この寛大な寄付はヨルダンのシリア難民全体の保護を保証することに寄与し、これには例えば、女性にリプロダクティブ・ヘルスケア・サービスを提供することが挙げられる。また、ザアタリキャンプやアズラクキャンプ内のコミュニティーセンターは、難民とそのコミュニティーのための生活空間の提供を継続する。そこではレクリエーションやボランティア活動、コミュニティー活動が行われている。
『アンムーン』が報じたところによると、シリア危機の勃発当初から日本は支援を行っており、ヨルダンのUNHCRに5,910万米ドルを提供した。さらに同通信社は、日本政府がシリアやイラク国籍の難民の支援のため、UNHCRの地域事務所に追加で総額3,700万米ドルの資金提供を行ったことも指摘している。
ヨルダンはUNHCRに登録された(反体制派によるテロリズムが原因で逃れてきた)シリア難民67万1,000人を受け入れているが、ヨルダン政府は同国内には100万100人以上のシリア難民がいると主張している。
(後略)
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( 翻訳者:佐藤みちる・YA・武田ほのか )
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