リビア:国民合意政府、ハフタル軍への外国の介入に断固たる立場
2019年04月14日付 al-Quds al-Arabi 紙


■リビア国民合意政府(GNA):トリポリ攻撃を扇動した外国の介入に対抗措置を検討

【アナトリア通信:トリポリ】

リビア国民合意政府のムハンナド・ユーニス報道官は、「首都トリポリへの攻撃を扇動した外国の介入に対し対抗措置がとられるだろう」と述べた。

これは土曜日(4月13日)に、首都トリポリの議長官邸で開かれた記者会見の席上、国内新情勢のコメントとして伝えたものである。

同報道官は、この外国の介入が何なのかは明言しなかった。しかし、米国の『ウォールストリート・ジャーナル』紙が匿名で、あるサウジアラビア高官から得た情報によると、「サウジアラビア政府は、ハリーファ・ハフタル将軍に数百万ドルの資金援助を行った。ハフタル将軍はリビア東部を拠点として、民兵組織「リビア国民軍」を率い、トリポリ攻撃を行っている」ということである。

ハフタル将軍は4月4日に、首都トリポリに向けて進軍した。(トリポリ南西の町)ガダーミス市で予定されていた「包括的国民対話会議」が開催されるわずか10日前のことで、国内外から激しい非難の声が上がった。

このことに対し、GNAのファーイズ・サッラージュ議長は、空軍に、ハフタル軍のリビア西部への進軍と同時に「市民生活を脅かす全ての敵を爆撃せよ」と命じた。

ユーニス報道官は、「(国際的に承認された)GNAの軍は、防衛の段階から攻撃の段階に転じた」と宣言した。

さらに、「この戦闘で数千人が避難し、多くの生活に必要な施設が壊された。ハフタル軍が犯した残虐行為が記録され、必要なあらゆる法的措置がとられるであろう」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:藤木郁理 )
( 記事ID:46634 )