「イスタンブル市長選再選挙の場合、全選挙無効」法律家
2019年04月13日付 Cumhuriyet 紙

ヒクメト・サミ・チュルク元法相は、選挙やり直しの可能性についてコメントした。皆が尋ねた「再選挙が行われた場合、(イスタンブル広域市内の)各区で何が起こるのか?という質問に答えた。

法律の専門家で元法務大臣のヒクメト・サミ・チュルク教授は、イスタンブルで選挙が無効となった場合、広域市だけでなく、39の区の区長とすべての市会議員とムフタールについても再選挙が行われる必要があると述べた。

チュルク氏は、ソズジュ紙からエミン・オズギョニュル氏に行った説明で、「選挙の影響範囲は県全体に及ぶ。第2972号地方行政選挙法第25条は、選挙の無効が決定された場合、その選挙の範囲すべてで再選挙を行うことを定めている」と述べ、続けて次のようにコメントした。

「選挙が無効化されれば、広域市に投じられた票は無効となり、各区に投じられた票も有効とみなすことはできない。この選挙では、皆が投票用紙を1つの封筒に入れ、投票箱に投じた。無効とされた場合、すべての選挙をやり直す必要がある。法律でも、『広域市長選における選挙の範囲は広域市の範囲からなる』とされている。この規則に従い、イスタンブルでの選挙の無効は、広域市長と39区の区長、そして市議会議員とムフタールも再選挙も含む。」

ヒクメト・サミ・チュルク氏は、選挙が無効化された場合、政党は、やむを得ない理由がある場合を除き、同じ候補者で選挙に臨むことになると説明した。

チュルク氏は、選挙の無効について、高等選挙委員会(YSK)の圧力によって決定されたと主張し、次のように述べた、「選挙が無効化されれば、有権者の票と国民の意思を軽視していることになる。(2015年)6月7日の選挙でも同様のことが起こった。公正発展党(AKP)は、トルコ大国民議会(TBMM)の過半数を割り込んだ。憲法によると、45日以内に組閣できなかった場合、再選挙を行うという規定があった。与党は45日を経過し、再選挙が決定された。11月1日の選挙では、AKPはTBMMで過半数を獲得した。今、イスタンブルでも同じことが行われることが望まれている。選挙を無効化し、第2選挙で勝利しようと狙っているのだ。」

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:46639 )