イエメン:大統領が見守る中、クーデタ以降初となる議会が始まる
2019年04月14日付 al-Hayat 紙
■ハーディー大統領出席のもと、イエメン議会はクーデタ以降初めてとなる会合を開催
【サユーン:本紙】
イエメンのハドラマウト県サユーン市において今朝(土曜日、13日)、フーシ派民兵による正統政府に対するクーデタ以降4年以上にわたる議会停止を経て、イエメン議会(代議院)の臨時会合が始まった。
イエメンのムアンマル・イルヤーニー情報相が述べたところによると、アブド・ラッボ・マンスール・ハーディー大統領が出席する中、141人の議員は各種手続きを行う会合において満場一致でスルターン・バルカーニー氏を議長に、および3人の補佐を選出した。
また、イルヤーニー情報相は、会合に参加する議員定数が145人に増えるように、(さらに)4人の議員も会合に出席したと指摘した。
一方、イエメン大統領は2015年以降初めての議会開催を称賛し、その開会宣言において、「議会の開催は、フーシ派によるこの破壊的な計画は日に日に損なわれており、彼らの人種差別主義は彼ら自身を大衆やその運動から乖離させてしまったことを明らかにしている。もはや、無理強いされた者以外誰ひとりとしてフーシ派の味方ではない」と述べた。
また、同大統領は「イエメン人は本日、長きにわたる抗争を耐え抜き、国家の最も重要な機関の一つを取り戻した。今日という日はこの偉大な国民が自身の正統な権利を取り戻し奪われた組織を元に戻す抗争の単なるひとつの通過点ではない」と付言した。
そして、ハーディー大統領は議員へ向けての演説の中で「イエメン国民の貴君らに向けられた希望は大きい。貴君らは国家再建、祖国全土における国家のプレゼンス強化、およびこの不吉なクーデタを終わらせる過程に参画が期待されている」と続けた。
(後略)
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( 翻訳者:鈴木陽也 )
( 記事ID:46640 )