シリア:ロシア軍撤退に係る各種報道、テロリストはイドリブ合意の違反を継続、シリア軍が抗戦(2)
2019年04月11日付 al-Watan 紙

■ロシア軍のタッル・リフアトからの撤退、クルド人民防衛隊の共和国国旗の掲揚
…テロリストらはイドリブ合意への違反を継続、軍はテロリストらを血に染める

【ハマー:ムハンマド・アハマド・ハバーズィー、ダマスカス:本紙、各通信社】

一方、ハマー県郊外西部のカラア・ムディークでは昨日、民兵組織であるシャーム自由人イスラーム運動とヌスラ戦線との間で緊張状態が生じた。これに先立って、シャーム自由人イスラーム運動側の戦闘員が、カラア・ムディークの検問所にいるところを拿捕されている。また、ヌスラ戦線の支配下にあるイドリブとその周辺の地域が、48時間以内に11回以上の爆発に見舞われた。反体制派シリア人権監視団によると、昨日のこれらの爆発で子供一名が死亡し、多くの戦闘員や一般人が負傷した。

上記の動きと並行して、反体制派の複数のウェブサイトは、タッル・リフアトに駐屯していたロシア軍警察部隊が、一昨日、同地の自陣営から突如撤退したと述べた。その一方で、クルド人民防衛隊がシリア・アラブ共和国の国旗を掲揚したとも伝えた。

これらのウェブサイトは、ロシア軍の撤退が、先週月曜日にモスクワで行われたロシアのウラジーミル・プーチン大統領とトルコのレジェップ・タイイブ・エルドアン大統領の会合後に行われたことに注目している。

他方、バーブ市ではトルコの支持を受ける民兵組織「第三軍隊」の指揮官一名が、何者かによって車に仕掛けられたIEDの爆発によって負傷した。シリア人権監視団は、この事件を受けてアレッポ県郊外西部に位置するダーラト・イッザ町の人々の間で不満が広まっていると強調した。同地域は、溶鉱炉や諸団体、貨物自動車や縮小されたサッカー場、その他施設などに対して地方議会がそれぞれ異なる額の課税をすると定めた一連の決定以降、ヌスラ戦線の支配下に置かれている。

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( 翻訳者:堀嘉隆 )
( 記事ID:46678 )