市長交代でボルでの縁故採用告発へ
2019年04月28日付 Cumhuriyet 紙

セルカン・ウルガズは、ボル市が共和人民党の市政に移った後、役職を解かれ消防職へ復職となり、彼の妻も市職員として勤務しているが、彼の妹も市外に居住するが、市で勤務しているかのようにして給与を支給されていたという。

公正発展党ボル女性支部長アルズ・ギュレルが勤務していないにもかかわらず、ボル市から給料を受給していたことが発覚したことに続き、消防士の不祥事も明らかになった。

10年前に市の消防職に採用されたセルカン・ウルガズが6つの上級役職を兼務し、それぞれ別々の給料を受給していたことが明らかになった。

ウルガズは役職を解かれ消防士に復職し、妻も市で勤務している。また、市外に暮らしている妹も市で働いているように偽り給料を受給していたことも明らかになった。

3月31日の統一地方選後、15年間公正発展党によって運営されていたボル市の市政が共和人民党に移ると、「ATM労働者」論争が起こった。共和人民党のボル市長タンジュ・オズジャンは、「公正発展党女性支部長が市のどこで働いたのかわからない」という発表に続き、[市に属する]BOSES社で勤務していないにもかかわらず、毎月給料を受給していた公正発展党ボル女性支部長アルズ・ギュレルは、辞職に追い込まれた。不祥事が発覚すると、ギュレル女性支部長は公正発展党執行部の要請を受けてボル女性支部長の職も辞した。

■前市長の親戚

市と関わりのある関連会社の捜査が行われる一方、10年前に消防士として採用されたセルカン・ウルガズは、秘書室補佐、人事部長、市が運営する「自然の心 ボ ル」という会社の取締役、労働健康安全専門委員、市プロモーションチームの責任者、パン製造局長補佐といった役職の全てを兼務していたことが明らかになった。

ボル市が運営する「自然の心 ボル」社から1万リラを受け取っていたのが判明したセルカン・ウルガズは、6つの職務についてそれぞれ給料を受給していたという。前ボル市長アラアッディン・ユルマズ(公正発展党)の遠い親戚であるというウルガズは、タンジュ・オズジャン現市長の指示で10年前の採用時の消防士に戻った。

彼の妻のメルベ・ウルガズも、事務局で働いている。ウルガズの妹も、ボル市外に住民登録しているが、市で働いているよう偽造し給料を受給していたといわれる。ウルガズはさらに市の公用車で移動中にデュズジェで事故を起こし、車の修理と事故の示談金を市の公金で支払ったと明らかにされた。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:46707 )