レバノン:シリアの政治的占領を受け入れない決意(2)
2019年04月26日付 al-Hayat 紙
■諸勢力は4月26日のシリア軍撤退を想起する:この日は革命家の叫び声の中でもたらされた。我々はレバノンの政治的占領を二度と受け入れない(2)
【ベイルート:本紙】
上記に加えて広報局は以下のように述べた。「我々はレバノンからシリア軍が撤退した記念日として今日を祝うが、まだ関係正常化に向けて前進する者もいる。我々が戦争で抵抗したように、今日の平和時に行われる我々の抵抗は実に重要である。シリアによる占領を軍事的に放逐した者は、政治的にもシリアの占領を追放することができる。我々は、アサド政権による我らが国家の政治的占領を二度と受け入れない。どうすれば、我々が今日と言う輝かしい日に解放への道を成した人々を忘れることができるだろうか。アシュラフィーヤ地区、全ての地域の自由のために亡くなった殉教者を追悼する。あの行進に参加した全ての者達、全ての街頭、全ての勝利の同胞たちを追悼する。殉教者バシール・ジュマイル氏の魂、シリア軍撤退と同時に逮捕されたサミール・ジャアジャア氏*4を追悼する。…政治犯として抵抗して11年*5…今日を待っていた。」
シドヤーク氏:陰謀者が多くともレバノンは主権国家であり続ける
マイ・シドヤーク行政改革担当大臣は以下のように述べた。「それ(シリアの占領)は裏目に出た。弾圧、抑圧、暗殺の数十年がレバノンの2度目の独立をもたらしたのだ。シリア軍は屈辱的にレバノンから撤退し、自由な人々が、脅威にも関わらず団結することで祖国を解放した。」また同相は、「陰謀を企む者、統治者、占領者の手先がどれだけ多くいようと、アサド政権の諸機関が一夜にしてレバノンの国家と国家機関に浸透したとしても、真実が勝利し、レバノンは自由かつ独立した主権国家であり続ける」と強調した。
リシャールド・クユムジヤーン社会問題相はツイッター上で以下のようにツイートした。「アシュラフィーヤ地区、ビラー、クナート、ザーレ、カーア、ジュルード、アユーン・シーマーンをはじめとする全てのレバノンの地区で、我々は殉教者になるまで占領に抵抗した。シリアの治安体制下において、我々は逮捕、抑圧、拷問、追放を経験した。我々は屈することなく戦いに勝った。レバノンは永遠だ。占領は常に終焉へと向かう。」
強い共和国ブロック(レバノン軍団)党員のイヤール・ブー・アーシー議員はツイッター上で、「彼ら(シリア軍)が我々を占領し、我々は抵抗した…彼らが建物や人間を破壊し、我々は不屈の精神で耐えた…彼らが我々の可能性を略奪し、我々は頭を上げ、裸足で立ち向かった。」と述べた。
これに加え、同議員は「シリア軍がレバノンから撤退したことで、母親は涙して喜び、殉教者の流血が勝利した…レバノンの主権国家であり続け、我々の日常の信念が成就した」と述べた。
(後略)
[訳注]
4)レバノン軍団党首、執行委員会議長
5)ジャアジャア氏が1994年4月から2005年7月まで投獄された期間
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( 翻訳者:馬場響 )
( 記事ID:46711 )