エジプト:ヤハヤー・ヤフリフ氏が「物語創作のためのカイロ国際フォーラム」賞を受賞
2019年04月25日付 al-Hayat 紙

■パレスチナ人のヤフヤー・ヤフリフ氏が「物語創作のためのカイロフォーラム」賞を受賞
■同賞は次回からガッサーン・カナファーニーの名を冠することに

【カイロ:本紙】

パレスチナ人小説家ヤフヤー・ヤフリフ氏は、彼の小説作品全体に関して第7回「アラビア語の物語創作のためのカイロ国際フォーラム」賞を受賞した。ヤフリフ氏は昨日(24日、水曜日)行われた閉会パーティにおいて、25万エジプト・ポンド(約1万8000ドル)相当の(賞金が与えられる)同賞の受賞楯を受け取った。なお、このパーティにはエジプトのイーナース・アブドゥッダーイム文化大臣や、サイード・マスリーエジプト文化最高評議会議長、同フォーラムのガービル・アスフール学術委員長、ムハンマド・サルマーウィー審査委員長が出席していた。

アブドゥッダーイム大臣は、「アラビア語の小説がカイロで5日間咲き乱れた」と述べ、また「今回のフォーラムでは文化的な刺激と、その中で小説家らとその批評家らが交流するような豊かな動きがあった」と指摘した。さらに同大臣は、今回のフォーラムの提議を実行するために措置を講じ始めると強調した。なお、その提議の中には、パレスチナ人作家の故ガッサーン・カナファーニー氏の名前を次回大会から冠すること、「過激主義に立ち向かうアラビア語小説」に関する事柄を取り扱う必要があること、エジプト総合書籍機構および文化最高評議会を通じて電子媒体・紙媒体での雑誌『リワーヤ(物語)』を再出版すること、ある賞を若者に特化したものにすること、小説家らの表彰のための会議に対して一層の時間的猶予の付与すること、フォーラム議事録を電子化すること、可能な限り多くの若い小説家や批評家がフォーラムのイベントに参加できる余地を作ること、そしてアラビア語小説の名著をいくつかの言語に翻訳することが挙げられた。

(後略)

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( 翻訳者:源島菜月 )
( 記事ID:46719 )