レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、昨日(5月2日)大統領官邸で、ボスニア・ヘルツェゴビナのミロラド・ドディク大統領評議会議長と会談を行った。
一対一の首脳会談及び代表団間の会談の後、両氏は共同記者会見を行った。エルドアン大統領は、次の通り述べた。
■重要な前進
歴史的ルーツに繋がりを持つボスニア・ヘルツェゴビナとトルコとの関係は、我々にとって常に優先度が高い。嬉しいことに、両国の貿易は上昇曲線を描いている。本日最新の自由貿易協定に署名したことで、両国の貿易が10億ドル規模に到達することに貢献する。我々がMOU(覚書)に署名したサラエボ-ベオグラード間の高速道路プロジェクトが、ボスニア・ヘルツェゴビナの安定に繋がると信じている。このサラエボーベオグラード間の道路は、地域に非常に重要な前進をもたらすであろう。
■必要な措置を講じる
エネルギー、防衛産業、旅行、農業畜産分野で講じられる措置は、最優先事項である。特に、天然ガスパイプライン「トルコストリーム」プロジェクトがボスニア・ヘルツェゴビナを経由するためにできる限りのあらゆる支援を行う。ボスニア・ヘルツェゴビナからの食肉輸入のため、関係者に必要な指示を行った。同時に、食料・農業大臣間会談を通じ、当該地域からトルコに、国から国へ食肉輸入のために必要な措置を講じる。
■天然ガスパイプライン「トルコストリーム」への支援
ドディク大統領評議会議長も、天然ガスパイプライン「トルコストリーム」がボスニアを経由することの重要性に触れ、「トルコと西洋を繋ぐルートにボスニアが含まれることの重要性を表明した。エルドアン大統領はロシアのプーチン大統領のスタンスを我々に説明してくれた。パイプラインがボスニアを経由することの重要性を説明してくれた。今日、天然ガスは非常に重要な要素である」と述べた。
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( 翻訳者:山根卓朗 )
( 記事ID:46725 )