エジプト:非常事態宣言下における自由と安全の均衡 ②
2019年05月04日付 al-Hayat 紙
■ エジプト首相、非常事態宣言下における(国民の)自由と国家の安全の均衡を改めて保証②
【カイロ:本紙】
マドブーリー首相は、軍や警察が行っている、重大な紛争や国家を脅かし国境を越えて資金や武器を調達するような国際テロへの対策に言及した。「テロ対策によって、我々は国の再建や発展に必要な安定を実現するための重要な前進を遂げた、それも強力な軍・警察があったればこそのことだ。(しかし)そのことが逆に闇の組織を刺激し、巧妙に行動し、我々が実現したものを破壊し、地下に潜行する機会を与えることになってしまった。非常事態宣言はさらなるテロ対策の一環として行われた。」
また、首相は、エジプトの発展に向けて、軍と国家機関のテロ対策を推進するために、政府が自由の確保と国家の安全の均衡を図る努力をしていることも強調した。
さらに、総会は声明の中で、「非常事態宣言は国の安全と安定を維持するために、そして国家の発展を妨げる下劣なテロリストと対立するために必要である。その点、我々は国家の安全と平和の防波堤としてテロ対策を実施する民主主義の国だ」と述べた。
そのうえで、議会は、首相声明の中で述べられている、国民の自由と安全のバランスを慎重に考慮したうえでなければ政府は例外的な処置を取らないという方針を評価した。
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( 翻訳者:加納真理佳 )
( 記事ID:46745 )