新設立の右派政党、イスタンブル再投票でCHP候補を支持
2019年05月08日付 Hurriyet 紙

新しく中道右派政党を設立する準備を行っている、「羊飼いの火運動」は23日に再び行われる予定の選挙に関し声明を発表し、エクレム・イマムオール氏を支持することを発表した。

しばらくの間トルコ各地を回り、新しい中道右派政党活動を続けてきた「羊飼いの火運動」は高等選挙委員会が発表した、イスタンブル広域市長選挙の再投票に反応した。 
「羊飼いの火運動」は責任者のルファト・セルダルオール氏と運動の報道担当のムラット・ウイサル氏とギュルカン・チャクルオール氏のサインとともに声明を発表した。声明の内容は以下の通りである。

「イスタンブル広域市長選挙がもう一度行われるという決定は、政治的圧力の下で行われた、法の存在からかけ離れた反民主主義的な決定です。取られた決定は、我が国で長期に渡り深く傷ついていた我々の民主主義への死の宣告です。体制はすでに明らかな形で全体主義なのです。

民主主義の歴史において黒い汚点として過ぎた、2019年5月6日には、全世界の前でイスタンブル市民の意志力が強引に奪われました。反民主主義的なこの攻撃に抵抗することは、すべての愛国者の義務です。既成事実は決して認めず、公正さを回復し、また、エクレム・イマムオール氏から取り上げられた公式書類を取り戻すまで我々の戦いは続きます。高等選挙委員会が、この法に反した決定を下したのは、イマムオール氏が選挙で勝利した後の買収、賄賂、そして不正行為が行われたためです。この態度は公正発展党において恐ろしい風を吹かせたのです。 

彼らを支援する財団に流れた多額のリラが、市の財源が不当に支持者の手に渡っていることが、市で実際に働いていない人たちに払われる給料が、そして、彼らが行った不正行為が市民に明らかになることが、大きな不安を生みました。すべてのこの法、そしてモラルに反した行動は公正発展党の倫理観や、イスタンブル市への見方の最も明確な表れなのです。

親愛なるイスタンブル市民の方々へ、

野党の無能さが何度も分析されてきました。野党の中には残念なことに単独で政権を取ると表明する、あるいは表明できるただ一つの政党も存在しないのです。今の政党は長い間行動を起こしたり起こさなかったりすることで、政権に無意識のうちに作用してきたのです。

私たちはこのため「羊飼いの火運動」を始め、国内において、素早い形で組織化を進めています。トルコの有権者の大多数で形成された「センター」は、有権者を取り込み、そしてトルコの政治において壊れたバランスを元に戻し、さらに公正発展党を政権から下ろすこの運動を素早く政党化していきます。

トルコ共和国の民族国家としての共通点である、憲法における不変の条文を合言葉にする全ての国民に私たちのドア、そして心は開かれています。我々の国を建国者の価値に結びつけ、強化された議員体制を復活させ、軍からの分離を強め、完全に独立した外交政治を作り、投資や雇用を循環させ、トルコ国家そして現代的なトルコ国民を自由な世界で最も立派な国家、そして国民にすることを最初の目標としています。

我が国には永続的な問題はありません。永続的な問題は公正発展党とその幹部たちです。イスタンブル市民、そしてエクレム・イマムオール氏を信じています。イスタンブル、またイマムオール氏を守ることが民主主義的な行動義務なのです。

私たちは、「羊飼いの火運動」に属し、イマムオール氏を様々な方法でサポートしていきます。私たちのすべての行動を、憲法上の枠組みの中で、そしてイスタンブル市民の目の前で実現していきます。

このような目的で、2019年6月23日に結果が出るまで行う反対活動の導火線を燃やし、そして我々全員がもつ栄光の旗の色である、「赤と白」活動を始めていきます。」

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( 翻訳者:瀬戸慈弘 )
( 記事ID:46752 )