ネトフリ:Netflixドラマ『ハーカン-守護者』のイギリス進出はトルコのドラマの今後を占う?
2019年05月10日付 Milliyet 紙


Netflix UKは、その週に最も視聴されたドラマ・ランキングをツイッター公式アカウント上で報告したが、その結果はトルコにとって喜ばしいものだった。Netflixドラマ『ハーカン: 守護者』 はNetflix UKで最も視聴率が高かった10シリーズのうちのひとつだったのだ。

■Netflix史上初となるトルコ製作ドラマ

我が国へと進出するやいなや、デジタル・ドラマ配信サービスへの移行を加速させる先駆的な存在となったNetflixは、トルコで製作された初のドラマ・シリーズとなる『ハーカン: 守護者』で大きな成功をおさめた。

ファースト・シーズンの配信と同時にトルコで一躍ポピュラーになったこのドラマは、世界進出を果たしている。

■トルコ本国でも大反響

Netflixは具体的な視聴率は公表していないが、あるプロジェクトが「どれほど視聴されたのか」ということは明らかにしている。
本国でも大きな反響をよび、議論を呼んだ『ハーカン: 守護者』は、Netflixによれば世界的人気を集めた。


■セカンド・シーズンのプレミアム上映は、映画祭で

その人気ぶりは、シリーズのセカンド・シーズンのプレミアがイスタンブル国際映画祭で盛大に行われたほどだ。

これもまた、あるドラマが映画フェスティバルにおいて初のプレミアム上映が行われるのは果たして正しいことなのかどうか?という議論も生んだ。

しかしながら映画祭の集客数という点では成功だったというのもまた事実である。


■このシーズンは、SNSで視聴者から大バッシング!

ドラマのセカンド・シーズンは、SNSで視聴者から大バッシングを浴びてしまった。

それでも『ハーカン: 守護者』は、Netflix史上初のトルコ製作ドラマであったのと同時に、魅力的なストーリーで世界のドラマ業界にアピールする独自のポジションを獲得したのだ。


■成功がもたらした多くのこと

『ハーカン: 守護者』の成功は、勿論その後に続くNetflixの数々のトルコ産ドラマの道を開いている。

このこともまた、ただ我が国を紹介するというだけではなく同時に移り変わるドラマ業界がフレッシュさを保ち続けより力強くする後押しとなっている。

『ハーカン: 守護者』は、確実に成功を納めなければならないプロジェクトだったのだ。



■Netflixへの進出が活発に

獲得した関心は、このシリーズの後に製作される作品の道を開いた。

私たちが知る限り、イスタンブル征服がテーマの作品、もう一つにはギョベクリテペ遺跡にフォーカスしたベレン・サート、メフメト・ギュンスルといった著名人がキャストに名を連ねるNetflixのドラマ・プロジェクトが存在する。
ベレン・サートが参加するこのドラマの名前は『アティエ』であり、既にセットの写真も公開されている。

しかしイスタンブルの征服がテーマのドラマに関しては、どのような進展があるのかという事は未だにメディアには伝わっていない。


■新作も続々と製作中

見たところではNetflixは、『ハーカン: 守護者』の追い風を受けて、トルコ市場のあらゆる可能性を利用し続けるだろう。

最新の動向からも、今後のプロジェクトの数々が実際、無計画なものではないということが伝わってくる。


■イギリスでの喜ばしい状況

Netflixイギリス版のソーシャル・メディアアカウントでおこなわれたシェアで「今後毎週、プラットフォームで最もよく視聴されたコンテンツをリストアップします。」とコメントされた。そして、そのシェアにはサプライズなタイトルがあった。

世界へ『ザ・プロテクター』というタイトルで乗り込んだ『ハーカン: 守護者』は、イギリスが公表したランキングにおいて10位につけた。

「視聴率が高かった」からといって勿論それが「優れたドラマ」であるという評価には直結しないが、作品が獲得した関心は過小評価してはならないだろう。

■毎週情報が公開される


イギリスのサービスが毎週おこなっているシェアをもう一回さらに注意深く検討してみなければならないだろう。『ハーカン: 守護者』のセカンド・シーズンは4月に配信された。つまりはこのランキングにおいて再びポジションを獲得する可能性もある。それ以降の評価には時間が必要だ。

現時点ではトルコのドラマ産業のサクセス・ストーリーに新たな一ページを刻んだといえるのではないだろうか。

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:46763 )