レバノン:サウジアラビアとUAEがレバノンでラマダーンの食料支援を開始
2019年05月11日付 al-Hayat 紙

■レバノン:北部でサウジアラビアがラマダーン・バスケットを配布、アルサールではアラブ首長国連邦がイフタールを提供

【ベイルート:本紙】

レバノンにあるサルマン国王人道援助救援センターは木曜日(9日)、山岳レバノン県のザカート・ファンドの協力のもと、バッダーウィー難民キャンプとスィール・ダニエ町で暮らすシリア避難民やパレスチナ難民の1223家族に対して、各世帯にひとつずつラマダーンの食料バスケット(注:食料品の詰め合わせ)を配布した。

また、同センターは昨日金曜日(10日)にも同様に上記のファンドの協力のもと、バッダーウィー難民キャンプで暮らすパレスチナ難民547家族に対して、各世帯にひとつずつラマダーンの食料バスケットを配布した。

加えて、在ベイルートアラブ首長国連邦大使館は声明にて、「(ヒジュラ暦)1440年ラマダーン月アラブ首長国連邦イフタールプロジェクト 於:レバノン」キャンペーンの一環として、アルサール地区及びその周辺で(ラマダーン月の)断食を行っている人々に温かい食事の提供を開始したと発表した。同プロジェクトはラマダーン月の間1日平均2500食のイフタールの食事を提供し、7万5000人がその恩恵に与る。

また大使館の人道・開発担当課はハリーファ・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン人道支援機構からの支援のもと、ダール・ファトワー(注:イスラーム関係の事柄を扱うレバノンの公的機関)の人道支援救援委員会と提携し、シリア避難民や(支援を)必要としているレバノン人の家族といった、(支援を)受け取るべき人々に食事が届くよう監督する。

(後略)

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( 翻訳者:大野和輝 )
( 記事ID:46771 )